2017/07/29

2017年7月28日のお買い物

今月の獲物はこちら

消去法的選択ではありますが、Whirlpoolの最新作である
『初情スプリンクル』を注文してみました。

ライターはいつもの近江谷宥さん。
この方の書くシナリオはストーリーはともかく
キャラとテキストが好みの場合が多いので
候補が少ない月だとつい手を出してしまうことが多いです。
今回も終盤の展開では「うーん…」となるでしょうけど、
そこまで楽しい日常を味わえれば十分かなと。

出来れば土日にサクッと終わらせたいところですが、
たちの悪い風邪を拗らせているせいでどうなることやら。
どうやら市販の風邪薬で抑えられると思って
すぐに病院にいかなかった結果、悪化させたっぽい。
たかが夏風邪と侮ってはいけないってことですね。

8月の候補は今のところ『恋愛教室』ですけど、
今までの経緯を見ていると再々延期しそうな気も。
コンセプトは面白いですし体験版の印象も悪くなかったので、
そろそろ発売して欲しいところなのですが…。
まあ8月は夏コミの新刊もあるので
購入候補がなくなってもあまり寂しくはない…
なーんてことを言ってるとやたらと候補が多い月に
重なったりするので、やっぱ8月に出して欲しいですね。
2017/07/28

『アオイトリ』体験版 感想

公式はこちら

最近安定してきた感のあるPurpleSoftwareの新作、
『アオイトリ』を体験してみました。

本作の主人公は触れた相手を幸せに出来る能力持ち。
そんな能力もあって女学園ではモテモテで
相手が望むままにセックスしまくっていたわけですが、
そんな彼が吸血鬼の少女や自称・悪魔との出会いによって
自分を見つめ直す3日間の物語…というのが体験版の内容です。

今回の体験版では学園パートがほとんど存在しないため
ヒロインとしてはメアリーの独壇場になりますが、
その分、主人公とメアリーの掘り下げに集中できたおかげで
短編としては綺麗に完結した内容になっています。
メアリーの関しては今後やる事があるのか心配ですが。

主人公に関しては相手に幸せを与えるだけかと思いきや、
かなり万能な力を持っていることが明らかになったせいで
これからのストーリーが読めなくなりましたね。
まあ流石に世界を地獄に変えるみたいなことはなさそうですが、
設定的にはそれが実現できそうなぐらいでしたし。
この設定を個別ルートでどう生かすかは
ライターの腕に託されるというのが恐ろしいところです。

ヒロインの中で唯一ロックされているというあかり。
彼女の抱える歪みは体験版でも垣間見ることが出来ましたけど、
前作アマツツミのほたるを超えられるかはまだまだ未知数。
個人的に胸の大きさのせいであかりがほたるに勝つには
相当なインパクトが必要だと思っているのですが、
それだけの物を見せてくれるのなら良作間違いなしでしょう。
あとさりげなく言霊使いの話が出てたのは
前作プレイヤーならニヤリとする場面でしたね。


まとめ。
体験版だけでも短編としては綺麗に纏まっていて
購入候補としてはある程度期待はできる出来だったのですが、
自分的には今のところアマツツミとそこそこ差があります。
まあ、向こうはほたるのキャラがツボで
しかもメインヒロインという最高のシチュでしたけど、
今回は話は気になってもヒロインはあまり…という感じ。

体験版第二弾は学園パートがメインになるみたいですし、
そこでどれだけヒロインに萌えられるかによって
購入するかどうかを決めたいと思います。
2017/07/27

『決戦! 熊本城 肥後加藤家改易始末』松永弘高 感想

決戦! 熊本城 肥後加藤家改易始末
松永弘高
朝日新聞出版 (2015-03-06)
売り上げランキング: 655,873

清正公で有名な肥後加藤家の改易騒動を描いた物語。

話としては最初から最後まで地味な感じですね。
戦国時代の派手な大戦を描く物語と違って
たかだか一大名が改易されるだけとなればそれも当然か。
とはいえ、改易という事件の裏にあった
ゴタゴタの見せ方が上手くて退屈しなかったです。

戦国時代の生き残りがまだいる状態での
若手との複雑な関係という着眼点は面白い。
特に水野家での、戦を経験している父と兄に対する
戦を経験していない弟のコンプレックスというのは
現代人から見ても共感しやすい描写だったと思います。

逆に加藤家が改易を受け入れる流れは共感しにくかったなぁ。
泰平の世の象徴となるという理屈は分かるんですけど
やっぱり幕府のやり方は理不尽ですし、
ここは腹を括って一戦交えて欲しかったところです。

もちろん熊本が火の海になるのを防いだともいえますけど、
物語としての盛り上がりを求めてしまうのは読者の性。
あと、改易する幕府側がビクビクしてるのは面白いのですが、
全てが終わってみるとビクビクしていた割には
平穏な結末だったというところも拍子抜け感がありました。

歴史小説ではあまりネタにされない
加藤家の改易に目を付けたのは良かったのですが、
魅力的な物語に発展させるとまでは行かなかったという印象。
歴史小説の題材選びの難しさを実感させられる作品でした。
2017/07/26

『スタープレイヤー』恒川光太郎 感想

スタープレイヤー (角川ebook)
KADOKAWA / 角川書店 (2017-04-05)
売り上げランキング: 70,539

巷では異世界召喚物がブームですが
この作品も異世界召喚物といえばそうなんでしょう。
与えられるのは10回だけ願いを叶えることができる謎の板。
この板を渡されスタープレイヤーとなった女性・夕月が
いかにして生きていくかを描いたのが本作となります。

こういう異世界召喚物だとまず衣食住が問題になりますが、
そこをあっさり願いで解決してしまうのは新鮮でした。
しかしいきなり数キロ単位の庭園を作るというのは
願いの万能感を出すにはいい展開かもしれません。

「豪邸と食料」というようにセットで願うと
1カウントしかされないというのも面白いです。
いくらでもセットに出来るのは一見すると便利ですが、
限界まで詰め込むせいで下準備に時間がかかるのは困り物。
自分だったらこの設定があるせいで咄嗟の事態でも
使い惜しみしてしまうかもしれません。

ファンタジックな雰囲気や能力の大きさに反して、
序盤がドロドロした展開なのも掴みの上手さでしょう。
かつて自分を襲った相手を召喚して監禁するとか、
召喚設定をこういう生かし方する作品は初めて見た気がする。
後半の対国家戦も面白かったですけど、
序盤のヒリヒリした感じは独特な雰囲気がありましたね。

とはいえその序盤があったおかげで
後半の主人公の成長も実感できましたし、
最後も爽快な雰囲気なので読後感も良かったです。
何でも叶えられる力の「何でも」という可能性について、
改めて考えさせてくれる作品でした。
2017/07/22

『BLADE×BULLET 金輪のソレイユ』体験版 感想

公式はこちら。
SkyFish 最新作『BLADE×BULLET 金輪のソレイユ』を応援しています!!
SkyFishのヴァルキリーシリーズの新作である
『金輪のソレイユ』を体験してみました。

今回は初っ端から人類が滅亡寸前ということもあって、
話の方もシリアス成分多めなバランスでしたね。
7人の戦乙女が最後の一人になるまで潰し合うというのは
今となっては特に目新しくない設定とはいえ、
やりようによってはいくらでも面白くなりそうです。

ただ、その方法が1戦ごとに対戦相手が決められる
タイマン方式っぽいのは微妙に感じました。
この手のバトロワ系の話でいつ仕掛けるか、
誰と手を組むかといった駆け引きが使えないのは惜しい。
このルールだと多人数バトルがなさそうなのも残念ですね。
もっとも、この手のルールが破られるのもお約束ですし、
今後の展開次第では化けるかもしれませんが。

キャラとして一番面白かったのは主人公。
丁寧語で飄々としてて快楽主義的な面がありながらも
非道過ぎる真似はしないという性格は
脇役の強キャラでは結構見るのですが、
主人公として使っているのは珍しい気がします。
相方のレギンレイブは真面目でおバカですが、
主人公との相性はなかなか良いのではないでしょうか。

他のヒロインについては今のところ
ヒロインというよりは脇役という印象が強いです。
これはストーリー重視で各自の萌えシーンが少ない弊害か。
ヨルはビジュアル的にも性格的にも好みですけど
体験版では人間モードが一瞬しか出ないのが残念。
まあそういう萌えシーンの代わりに
鬼畜エロシーンをぶっ込んで来るところが
いつものソレイユシリーズらしさではあるのですが…。


まとめ。
体験版はサクサク進めましたしそこそこ面白かったのですが、
フルプライスで買うとなると躊躇する感じですね。
ヒロインはレギンレイブ一強状態ですし、
話も先が気になって仕方がないほどのパワーはないです。
もう一歩、ヒロインの魅力を高めるか
話の爆発力を高めるかすれば購入候補に入るのですが…。
自分の中でSkyFishは毎回これぐらいの位置ですね。