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『人気声優のつくりかた』体験版 感想
公式はこちら。
『人気声優のつくりかた』
微妙にブランドカラーが安定しないMintCUBEの2作目である
『人気声優のつくりかた』を体験してみました。

役者の卵である主人公が声優業界に首を突っ込むこの作品。
主人公は自分の芸能に対する才能に見切りをつけつつ、
他人の世話を焼くことに喜びを見出しつつある青年ですが、
こいつの安定感のおかげで非常に読みやすかったです。
若さゆえの早とちりやミーハーさはあるのですが、
切り替えが早くフォローも上手いおかげで好感が持てました。
作中でモテそうだと言われるのも分かります。

芸能界について少し齧っているものの
声優という職業に対して素人という立ち位置も良いですね。
社会人の端くれなので仕事への理解は早いですし、
声優について作中で違和感なく説明できています。
ヒロインに対しては聞き上手でありながら
プレイヤーに対しては説明上手な良主人公だと思います。

ヒロインは3人になるのかなー。
3人とも魅力的にかかれてはいるものの、
フルプライスにしてはちょっと少なく感じます。
いつみは堅物な第一印象に反して隙が多いですが、
こういうキャラにありがちな意地っぱり要素は少なめ。
正論は素直に受け入れてくれるので話が拗れないのは好印象。
コンプレックス面でも共感しやすい部分が多く、
ついつい世話を焼きたくなってしまうヒロインです。

小夏は兄である主人公との距離感がいい感じ。
お互いブラコンシスコン気味ではあるものの
エロゲー基準ではよくあるほどベタベタするわけではなく、
一歩だけ離れてお互いをよく見ている感じです。
あと、ある程度世慣れたキャラばかりであるこの作品で
主人公以上のド素人であるこういう娘がいてくれると
会話の幅が広がるので重要なキャラですね。

くるしーは普段の落ち着きの中に見える
人見知りっぷりが微笑ましい。
耳年増感の溢れる正論は普通ならイラッとさせられそうですが、
本人がいっぱいいっぱいなので可愛く見えてしまいます。
あと主人公の反応が上手く高嶺の花感を出していて、
それと本人のギャップが可愛く見えるという面もあります。
これはくるしーに限ったことではなく
主人公の対応がヒロインの魅力を引き出している作品ですね。
しかしこの価格なら音杏もヒロインでもよかった気がします。

まとめ。
正直、タイトルからは手抜き臭さを感じていたのですが、
いざプレイしてみるといい意味で裏切られました。
ヒロインは3人ともそれぞれの魅力がありますし、
主人公はヒロインの魅力を上手く引き出しています。

気になるのは値段が高めな割にヒロインが3人ということと、
声優業界というネタの料理が難しそうなところ。
果たして声優と付き合うという要素を
どれだけ個別ルートで行かすことができるのか…。

そんな感じで微妙に不安はあるものの、
体験版の印象は良かったので1月の購入候補の一角ですね。

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『王の耳には届かない!』体験版 感想
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老舗メーカーAXLの最新作である
『王の耳には届かない!』を体験してみました。

体験版が公開されたのがつい最近だったので
てっきり1月勢かと思ってたのですが、12月勢だったんですね。
自分は基本的に体験版だけ見て購入検討するタイプなので
1週間前だと心構えが追いつかないんですよね…。
まあ既に本編が発売されちゃいましたけど、
それはそれとして体験版の感想です。

個人的にこのメーカーさん、悪い印象はないんですけど、
いつも後1歩ぐらい足りないところで安定している感じです。
今回にしても世界観は丁寧に描写されていますし、
日常会話もほどほどにノリが良くて体験版は完走できました。

ただ、製品版をコンプリートできる自信はないです。
その原因は話とヒロインの地味さ。
もちろんそれが好きだという人がいるのは承知ですが、
自分としてはもう少し派手な方が好みですね。

特に今回はヒロインに華が感じられなかったです。
看板ヒロインがいつ登場するのかと思っていたら
体験版が終わってしまって、その後で公式を確認して
妹が看板ヒロインだったとはじめて知りました。
正直、ヒロイン4人の中では一番目立ってなかったような。
他のヒロインにしても特に個性的というわけではないですし、
エロゲーでヒロインに魅力を感じられないのは痛いです。
…いやまあ自分がエロゲーをプレイし過ぎて
分かりやすいヒロインに飽きているせいかもしれませんが。

あと、今回は妙に画面が暗いと思ったら
定番である金髪ヒロインがいなかったんですね。
塗りがちょっと重めなので金髪ヒロインがいた方が
バランスが取れると思うのですが…今回は避けたのかしらん。

凄腕主人公が辺境の村で隠遁しているという設定は好き。
多分これから色々あって途中で凄腕がばれて
最終的には大暴れみたいな展開になるでしょうし、
そういう王道なお話も好きだったりするのですが、
それだけで購入するとまでは行かないのが惜しいです。
文庫本で読むのなら気軽に手を出せるんですけどね。


まとめ。
面白いところもあるんですけど乗り切れない。
いつもならもう少し迷うところではあるのですが、
今回は好みのヒロインがいないのできっぱりスルーです。
ヒロインが微妙でも主人公のキャラがぶっ飛んでれば
ワンチャンあったのですが、そういうこともないですしね。

スローライフ物としては丁寧に作っていると思いますが、
自分としてはもう少し味が濃い料理を所望します。

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『仄暗き時の果てより』体験版 感想
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えっちな作品からシリアスな作品まで手がけている
MOON STONEの新作『仄暗き時の果てより』を体験してみました。

探偵助手として故郷である島に帰省した主人公は
上司である女性探偵と過去の事件について調べ始めたものの、
奇妙な化け物に襲われたり刀を持つ女の子に助けられたり
いかにもラノベちっくな展開に巻き込まれていくことに…
と思ったら、いきなりゾンビが大量発生してみんな死んだ!
しかも島に着く直前までループした!!

…という感じですが、いやはや、前半は静かでしたけど、
後半は一転して疾風怒濤の展開でしたね。
ゾンビが出てからのパニックホラーは一見の価値あり。
逃げ回っているうちに親しい人間が次々と犠牲になる流れは
先が分かっていてもドキドキしながら読んでいました。
やっぱり身内がゾンビ化すると危機感が違います。
エロゲーなのにヒロインよりもゾンビの方が
目立っているところも製作陣の気合が伝わってきました。

一度バッドエンドを迎えてからのループというのは
よくある流れですけど、1周目はかなり酷い終わり方でしたし、
謎もほとんど明かされていないだけに続きが気になります。
かつて主人公の恋人が殺された事件や奇妙な化け物の出現、
そして島民が次々とゾンビ化した理由など、謎がてんこ盛り。
雑に予測するならかつてゾンビ化した恋人を
刀を持った何者かが殺したんでしょうけど…はてさて。


まとめ。
なかなか気合の入ったホラー作品でした。
エロウイルスでのパンデミックとかならともかく、
本気でゾンビ祭りを描写してくるエロゲーは珍しいのでは。
謎のばら撒き具合や話のテンポも良かったですし、
なかなか先が気になる体験版になっていたと思います。
展開の激しさに比べてヒロインの印象が薄い感はありますが、
そこは7800円と少しお安い値段でカバーかな。

既に12月は候補がいっぱいなので手は出せませんが、
延期が重なったりしたら購入するかもしれません。

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『あきゆめくくる』体験版 感想
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独特な作風のゲームを出し続けるすみっこソフトの新作、
『あきゆめくくる』を体験してみました。

遺伝子操作で産まれた6人の少年少女が
量子爆弾によって狂ってしまった街に隔離され、
都市の現状を変えるためにラブコメを演じるというのが本作。
主人公の生い立ちからそれが原因で起こった大騒動、
更にはループする街とそこを徘徊するブヨブヨというように
凝った設定が満載で薀蓄の多い内容でしたけど、
テキストのノリが軽快なのでスラスラ読めました。

根幹の設定はSFですが、キャラの経歴の設定は
厨二要素で料理しているところも面白いところですね。
惨歌事件とか咎五家とか文字を見るだけでワクワクします。
いい意味で頭のおかしいキャラばかりだったのも好印象。
初っ端で出た妹の強烈な性格には見事に心を掴まれましたし、
それ以降に出てくるキャラも見事に変人ばかりで
これまたワクワクしてしまう展開でした。
まあエロゲーヒロインとしては個性的過ぎるので
駄目な人には駄目でしょうけど、個人的には大好きです。

ヒロインで一番印象に残ったのは柚月ですかね。
やはりいきなり去勢をごり押しされのは衝撃的でした。
妹のシモネタ祭りが終わったので油断していたのですが、
まさかそこにとんでもない爆弾が待っていたとは…。

しかし好みなのはキスとか妹などの貧乳組かな。
キスはシリアスモードの怖さとアホモードの可愛さが
ザ・ギャップ萌えって感じで見ていて非常に楽しめます。
両手挙げてる立ち絵が狂おしいほど好き。
妹は冒頭のシモネタ祭りが楽しかったんですけど、
果たして今後どれだけ登場してくれるのか…。
エロシーンはあるようですが。

歩は主人公といるときは振り回す側なんですけど、
他のヒロインには振り回されているのが面白いですね。
この娘も変なんですけど他の娘らが変過ぎるのが原因なのか、
それともそういう役割を期待されているからなのか。
沙織も初対面時がキレッキレだった割には大人しいですが、
この娘は二人きりだと何されるかわからない怖さがあります。
おっぱいを揺らしている限りは平和なんですけどねー。


まとめ。
うむ、面白かった。
癖の強い作品なので好き嫌いは分かれるでしょうけど
自分的には設定、キャラ、テキストともに文句なし。
こういう大量の設定と頭のおかしいキャラを使って
プレイヤーを引っ掻き回してくる作品を触るのは久々かも。
結構長い体験版でしたけどじっくり読んでしまいましたし、
もしかしたらこんな作品に飢えていたのかもしれません。

今年の12月は面白そうな作品が多いですけど、
この作品も有力な購入候補のひとつとして覚えておきます。
……しかし今回かなり相性が良かったせいで
「はるまで」と「なつくも」の方も気になった来たぞい。

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『竜騎士Bloody†Saga』体験版 感想
公式はこちら。
『竜騎士 Bloody†Saga』を応援しています!
あかべぇそふとすりぃの最新作である
『竜騎士Bloody†Saga』を体験してみました。

今回の舞台となるのは竜の脅威に晒されている小国で、
体験版では竜の強大さ、恐ろしさを盛大に見せ付けつつ
更に謎の敵が侵入してくるという流れになっています。

あかべぇの騎士シリーズということで、
今回もヒロインとなるは美少女騎士のみ。
戦闘シーンがそこそこあるのもいつも通りですね。
しかし今回はいつもよりグロCGに力が入っていたような。
このシリーズ、燃えゲーというには微妙な感じですし
力の入れどころを間違えているような気もします。

体験版ではヒロインはしっかり紹介されていましたし、
竜や敵の活躍シーンも力が入っていたのですが、
どうせなら主人公の活躍も見せた方がスッキリしたかも。
今回の主人公は力を隠しているのが明らかなんですし、
引っ張らずに見せてしまった方が良かったと思います。

今回のヒロイン4人は、悪くはないですけど地味な印象。
舞台設定やモブの扱いがハードな割には
ヒロインが普通の学園物っぽいので違和感がありました。
この舞台設定なら一人か二人、きつい過去を背負った
復讐鬼のようなヒロインがいて欲しかったかも。
サブヒロインがいないところにみ寂しさを感じました。


まとめ。
全体的に中途半端な印象を受けました。
舞台設定や戦闘がハードな割にはヒロインは普通で、
主人公の秘められた強さも体験版では秘めたまま。
真面目に作ろうとしているのは伝わってきましたけど、
今のところそれほど惹かれる物はなかったです。
もう少し突き抜けるなり媚びるなりしても良かったような。

今年の12月はなかなかの作品が揃っていそうですし、
他の作品の頑張りに期待したいと思います。

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