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2010/10/20

W.L.O.世界恋愛機構 感想

公式はこちら

ちょっと懐かしいゲームの感想シリーズ。
あちこちで言われているように非常に長いゲームでした。
普通の萌えゲーでこれだけ長い作品も珍しい。
発売前に発表された総テキスト量があまりに多かったせいで
当時は期待と不安が入り混じった奇妙な状態になっていましたけど
結果的にはそのテキスト量に値する立派な作品だったと思います。

と言っても正直、ストーリーには不満点もあります。
特にゲームのタイトルであり話の本筋であったはずの
WLO(それとNOA)という組織の扱いは微妙なところでした。
決して活躍や出番が少ないというわけではないのですが、
その行動自体はほとんど地味な下働きという印象です。
世界規模の恋愛補助組織という出鱈目設定なので
かなり無茶苦茶やるかと思っていたのですが…。

だがしかし。
それで面白くないかと言われるとそんなことはなく、
むしろ日常描写や終盤の展開はよく出来た部類ではないかと。
30時間以上飽きずにプレイ出来たことからもそれが分かります。
丁寧にキャラ描写しているシナリオは読んでいて飽きないですし、
キャラ重視の萌えゲーとしては一つの完成形と言えるのでは。
普通に恋愛するということをホント丁寧に描いています。

ヒロインはもちろんとしてサブヒロインにも結構スポットが
当たっていてもう全員攻略したくなる可愛さでした。
プレイしてて予想外の娘に惚れてしまった人も多いのでは。
これはじっくり描かれた日常による勝利でしょう。
ライバル男の滝田まで可愛かったのには噴いた。

しかしアリサルートの出来は別格ですね。
このルートだけはNOAという舞台設定とアリサの
個人設定を上手く絡めた良シナリオだと思います。
特に終盤のアリサの告白なんて鳥肌もんでした。
これを最後に持ってくるだけで大分満足度が違います。

全体的に見てみると妙なバランスの悪さが目立ちますが、
真面目な恋愛をこれだけ真面目に描いたことには拍手したい。
バカップル描写は非常に良く出来ていたと思いますし。
突っ込みどころは多いのですが満足度は高いゲームでした。

ちなみにFDの方もプレイ済み。
これもイチャイチャ自体は悪くなかったのですが、
主人公とヒロインがくっつくまでの過程をすっ飛ばして
いきなりイチャイチャシーンから見せられるので、
萌えはあるものの全力全開とはいかなかったですね。
サブヒロインのエロだけあればいいと割り切れる人なら
いいでしょうけどWLOという作品が好きだった人は過程にも
同じぐらい期待していたでしょうし、方向を間違えたような…。
折角素材がいいんだからいかにもFD的な手抜きではなく
真面目な続編を作った方がよかったと思うんですけど。
惜しい。

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