手を出したものの感想を書き溜める場所
『潜行捜査 一対一〇〇』安東能明 感想
潜行捜査 一対一〇〇潜行捜査 一対一〇〇
(2010/09/08)
安東 能明

商品詳細を見る

大晦日に発覚した一家惨殺事件。
捜査に当たった中堅刑事・幸本ですが、検事の家族に
容疑を向けたことから捜査本部から外されることに。
上層部の失策で犯人を逃してしまった事件から数年後、
ふとしたことから重要な証拠を手に入れた幸本は
たった一人で事件の真相を追い始めます。
事件から数年経ったとはいえ捜査は続行中で
いまだに100人単位の人員が捜査に投入されている中、
果たして幸本は一人で真相を暴くことが出来るのか…。

大量に残された指紋やキッチリ畳まれた犯人の服など、
最初にこれでもかとばかりに証拠をばら撒いて
読者をしっかり掴む点は上手くできていると思います。
それに振り回される警察の駄目っぷりを描く手法も
警察小説としてはお約束で安心して読めました。
正義のためだけでなく仕事や出世にも目を向ける
必要があるのが警察としても辛いところなんですが。

タイトル通り1対100、幸本対捜査本部という状況での
真相追跡は斬新でなかなか緊迫劇があって良かった。
それなりに本を読んでる人ならあっさり犯人は
読めそうですが、そこへ至る経緯がいいので文句なし。
大きな盛り上がりはないのですが、潜行捜査という
タイトルに相応しく落ち着いて楽しめる作品です。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

コメント
コメント
安東
大変勉強になりました。安東俊幸
2012/02/12(日) 11:22:13 | URL | 安東俊幸 #9L.cY0cg [ 編集 ]
Re: 安東
拙い文章ですが、お役に立てたようで何よりです。
2012/02/12(日) 18:52:55 | URL | 四階堂 #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック