2012/01/21

『奪還』麻生幾 感想

奪還 (100周年書き下ろし)奪還 (100周年書き下ろし)
(2010/09/01)
麻生 幾

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かつて自衛隊の特殊部隊隊長だった主人公が
海外で拉致された日本人女性を奪還するというお話。

特殊部隊のしがらみやフィリピンマフィアの抗争など
興味深い情報も含まれていたものの、一番の売りは
撃ったり切ったり殺したりのアクションシーンでしょう。
タフな男が一人で計画を立てて救出ミッションに
挑むという展開はやっぱ男として憧れるものがある。
この高揚感は沈黙シリーズに近いかもしれません。

ただ、後半はちょっと失速気味だったかな。
最後の盛り上がりどころも一人で無双してくれれば
非現実的ながらもアクション小説としての爽快感は
得られたと思うのですが、どちらかというと
現実側に寄った展開になってしまったのはちと残念。
宿敵との戦いや事件の真相も落ち着いた感じで
アクションよりサスペンス色が強かった気がします。

とはいえ自衛隊無双好きとしては楽しめる内容でした。
「たった2秒? かかり過ぎだ」とか厨二ぽいですけど
これがマッチョな兄貴だといい感じで燃えますわー。

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