2011/09/25

『D-EVE in you』感想

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ヒロインが4人ということもあってサクッとコンプ。
いやー、キッチリスッキリ楽しめるゲームでした。
シナリオ的にはどのルートもアイドル物の王道で
ある程度先は読めるのですが、それでも面白かった。
ライバルアイドル、ライバルプロデューサーとの関係が
熱血スポ根系だったのも爽やかさに一役買ってます。
私的には王道の気持ち良さを楽しめるゲームでした。

このゲームの長所はなんと言ってもキャラ。
特にヒロイン4人のバランスの良さは素晴らしい。
ボケに走る美波と由芽に対してガンガン突っ込む祥子、
そしてオロオロする詩音という構図は鉄板過ぎます。
グループ4人で行動することが多いせいでやり取りが
パターン化してるんですけど、それでも面白いから困る。
友情物だけあって個別に入っても4人組で出張りますし、
体験版でノリが合った人なら買って損はないかと。

アイドルであるヒロインが可愛いのはもちろんとして
ライバルであるサブヒロイン達もいい勝負してましたね。
お互いに意識し合って高め合っていく様子は実に熱血物。
個性も強くて十分ヒロインとしてやっていける器です。
それだけに私としては双子も攻略したかったですけど。
アホな姉も冷めてる妹も可愛いよ!

男キャラにしても憎めない奴ばかり。
嫌らしい絡み方をしてくるチンピラですら憎めないのは
奴なりにアイドルという職業に対して真剣だからでしょう。
主人公の親父にしてもエロゲでは珍しくまともですね。
大雑把な性格ですが職人肌でいざというときは頼りになる。
古いタイプの熱血親父ですけどこういう人には憧れます。

惜しかったのはボリュームかな。
各個別ルートはキッチリ出来ていたんですけど長さは
並みですし4人というヒロイン数も決して多くありません。
かと言ってルートを長くするとダレそうな気はしますし、
ヒロインを増やすとそれはそれでバランスが危うい。
となるとやはりサブヒロインルートを入れるのがベストか。
サブアイドル4人分もあれば絶賛する人も多かったはず。
現時点でも並みのゲーム程度のボリュームはあるのですが、
作品が面白いだけにもう一押し欲しかったですね。

エロに関してはサンプルを見てもらうのが一番ですね。
お肉むっちりお汁ねっちょりって感じで文句なしでしょう。
テキストに関しては安定してるライターさんですし。

そんな感じで私としては大満足!とはいかないものの
並満足程度は確実にクリアしている良ゲーでした。
メーカー的にFDはなさそうですけどサブヒロインの
シナリオが入ってるのが出るなら高確率で買いそうです。
結構好きな雰囲気の作品ですしもう少し楽しみたいので。

以下ネタバレ多めの個別かんそ~。

とりあえずクリア順で行きます。

・生方 由芽
基本的には万能なチートキャラ。
トークだろうが歌だろうが困ったときにはこの娘に
投げておけばなんとかしてくれるような安心感がある。

シナリオ展開は予想通りアイドルとしての自覚について。
本人が序盤に言っていたように、その夢がアイドルではなく
お姫様ということもあって話の展開は恋愛寄りでしたね。
4人組の中の1人と主人公が付き合い出したら…というのは
このゲームの設定上付き物ですし他個別でも似たような
展開になるかと心配していたんですけど、由芽ルートに
絞ってやってくれたので色んな意味で安心しました。

終盤の展開は一歩間違えると重くなりそうだったのに
サヤの明るさのおかげで正直かなり楽しかったです。
つくづくキャラの魅力で救われているゲームである。
あとやっぱチンピラさんが好きです。
親父とは別の意味で理想の捻くれた大人だ。

・遊佐 祥子
成功したツンデレ努力娘。
序盤はツンデレとしてもキツめな印象でしたけど、
美波や周囲が上手く流してくれたおかげで嫌悪感はなし。
単なるツンというだけでなく音痴というコンプレックスから
他人に対して捻くれてしまっているという原因付けも上手い。

それ故にデビューして自信が出来ると丸くなっていきますし、
付き合いだしたら物凄くデレるのは分かっていても可愛いです。
やっぱ料理ってのはポイント高いわぁ。

他3人と違ってアイドルという目標をしっかり持っているので
個別に入ってもほとんどブレずに突っ走ったのは好印象。
なんだかんだで目標に向かう努力家は応援したくなります。
そのせいでトラブルが本人の心情ではなく身内の病気ネタに
なってしまいましたけど、それも音痴→歌で励ますという
逆転に上手く繋げて綺麗に着地していたのではないかと。
キャラ、シナリオともにこの作品一押しです。

・武岡 美波
年中発情中な不思議娘。
主人公へのストレートな好意は非常に可愛い。
しかしシナリオ的には好意に振り回されてしまった感も。
アイドルへの思い入れが少ないのは由芽と一緒ですが、
こちらは家庭の事情がメインなのが大きな違いか。

ここまで押せ押せだった美波ですが、このトラブルで
恋愛に逃げてしまったのは私的にちょっとマイナス。
一つ前の祥子が本気でアイドルを目指していただけに
美波の覚悟のなさが余計に目立ってしまったのかも。
とか言いつつ、そういう不甲斐なさから皆の応援で
復活するシーンは不覚にも感動してしまいましたけどね。
あと親父ズのシーンも結構好きでした。

・紅月 詩音
他ルートでは地味なのに覚醒すると神である。
あれだけワタワタしていただけに後半の安定感を見ると
感心するとともに寂しさを感じてしまうのは私だけ?
ともかく大器晩成っぷりはぱねぇという印象でした。

そのせいで後半、山場はあるもののピンチがなく
あっさり終わってしまったのはちょっと物足りないか。
ここで落とされるか!?と身構えていただけに拍子抜け。
いやまあストレスは溜まらなかったのですが。

ヒロインとしては完全に弱気系幼馴染なんですけど、
アイドルへの意識という点では捻ってありましたね。
学園長と親子ってのは想像もしてなかったんですけど、
親父と学園長の関係を考えると確かにアリだわなぁ。

アイドルとしての凄さは勢いで誤魔化しちゃった感は
ありますけど、要所で見せる甘えっぷりは可愛いですし
メインヒロインとしての役割は十分果たせたかと。

・おまけで伊原 莉奈・麗奈
いや、こういう馬鹿とクールな双子って好きなんです。
左右対称サイドテールなのもポイント高い。
シナリオ的には、普段から猫被ってばかりの莉奈が
本気で恋愛したらどうなるかとか凄く面白そうですし、
一歩下がってる麗奈とトップを目指すのも楽しそう。
他事務所所属だけに難しいでしょうけど惜しいなぁ。

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