2011/09/21

『このどしゃぶりに日向小町は』鳥飼否宇 感想

このどしゃぶりに日向小町は (ハヤカワ・ミステリワールド)このどしゃぶりに日向小町は (ハヤカワ・ミステリワールド)
(2010/01)
鳥飼 否宇

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良くも悪くもグチャグチャな作品。
舞台設定や登場人物の謎はミステリーなのですが、
他にロックでエログロで人体改造も混ざっています。
血がドバドバ出るのが苦手な人は要注意。

私の中では鳥飼否宇さん=電波作家という
イメージなのですが、今回は比較的抑え目な印象。
そりゃまあ普通の小説と比べると無茶な展開ですけど
無茶なりに話の筋は通っている気がしましたし、
文章にしてもたまに狂いますけどほとんどの部分は
普通の小説っぽい文体になっていました。
…このレベルで普通というのもそれはそれで凄い。

私としては視点変更を多用したミステリー的な
仕掛けに上手く振り回されて面白かったんですけど、
エロと殺し合い描写では少し胸焼けしちゃいました。
多分肉体的に疲れているせいもあるでしょうけどね。
それでも一気に読めてしまうパワーのある作品。
変な物語を読みたい人にはお勧めの作家さんです。

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