2011/09/14

『戦国奇譚 首』伊東潤 感想

戦国奇譚 首戦国奇譚 首
(2009/06/05)
伊東 潤

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武士の手柄といえば何よりも手柄首。
その首に関する短編を集めた一冊です。

舞台となっているのは北条家。
鎌倉時代ではなく戦国時代の方ですね。
単純に首と言っても武士にとっては名誉の証。
命より大切なものだけにあの手この手で
手に入れようとする者も少なくありません。
もちろん横着者には相応の厳罰が待っていますが、
分かっていても首に対する執着は捨てられない。
武士としての誇りと名誉欲の狭間に潜んでいる
ドロドロした物を見せていただきました。

ただ、横取りネタが多めなせいで似たような
話が多い印象を受けてしまうのはちょっと残念。
でもそこを逆手に取った「雑兵首」は良かったです。
世にも珍しい首小説を体験してみたい方はどうぞ。

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