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2011/06/01

Vermilion -Bind of Blood- 感想

ヴァーミリオンじゃないよ。
ヴァーミリアンだよ。

公式はこちら。
応援中
Diesが色々話題になったlightの新作燃えゲーです。
結構時間がかかりましたけどコンプしたので感想をば。
総プレイ時間は20時間以上ぐらいは行ってるはず。
うちの環境では何度か強制終了を食らいましたけど、
画面表示関係を瞬間に設定すると切り抜けられました。

ちなみに今回はこれ以上ないほど完結していますし、
バッチリ燃え尽きるのでそちらに関しては心配ないかと。
エロゲなのにヒロインより男の方が目立っていますけど、
燃えゲーとしてならこれはむしろ長所と言えるので問題なし。

シナリオはヒロイン4人に加えてグランドルートの5本。
ネタバレを考えるとシェリル→アンヌ→ニナ→アリヤと来て
ラストにグランドで締めるのがいいような気がします。
この順ならシナリオロックも気にしなくていいですしね。

個人的には良作と言える出来だったと思いますけど、
そういう作品の例に漏れず結構癖が強い作品なので
体験版での予習は必須かと思われます。
特にキャラが多くて視点が結構入れ替わる点や
戦闘での理屈っぽさなどは好みが別れるところかも。
ついでに主人公であるトシローさんのおっさん臭さや
この世界の吸血鬼観なども体験していただきたいところ。
逆に体験版のノリが合うならまず最後まで楽しめるはず。
体験版がしっかり体験版としての役割を果たしています。

私的には燃えは当然として展開の面白さも光る作品でした。
予想外の対決や予想外のコンビはそれだけで燃えますし、
戦闘も小細工と根性論のバランスが良く飽きさせない展開。
シナリオも王道と王道外しの両方をしっかり押さえていて
体験版で感じた期待にしっかり応えてくれる出来でした。
何気に深いテーマも含んでいる辺り只者ではない。

以下ダラダラと長文感想です。
ネタバレだらけなのでご注意を。

体験版時点で既にキャラが多く、しかもそれぞれが
独自の目的のために動いているので話が纏まるかどうか
非常に不安だったのですが、その心配は杞憂に終わりました。
視点が頻繁に変わるのでごちゃごちゃした印象はあるものの、
それ以上にコロコロと変わる各陣営の立ち位置が面白く、
どのルートも新鮮な気持ちでプレイできるのがいいですね。
これだけ複雑な状況と多数のキャラを綺麗に動かし、
しかも最後はしっかり主人公が決めているのはお見事です。

燃えゲーとして重要なポイントであるバトルシーンですが、
一般受けする燃えバトルとはちょっと違う方向ですね。
一番の特徴は全体的に戦闘が泥臭いことでしょうか。
燃えゲーでは凝った台詞回しでかっこ良く決める展開が
多いですが、ヴァーミリは全体的に不様に足掻く感じです。
そもそもトシローが割と古臭い武士キャラなのでスマートな
かっこよさとは無縁ですしある意味似合ってはいますが。

戦闘時の口上なんかも最後の方は既に哲学でしたねー。
人間賛歌だったり自己確立だったりごちゃごちゃしてましたけど
私的には好きな雰囲気でのカタルシスがあったので満足。
「生きたい!」のシーンはシンプルなだけにグッと来ました。
最後に文字通り燃え尽きたのも良かったです。
個人的には主人公が死ぬパターンが苦手だったりしますが、
トシローさんに関してはしょうがないと納得してしまいました。
私もいつか満足できるほど燃え尽きたいものです。
しかしラストの詠唱が冒頭と繋がるのは熱過ぎでした。
このシーンは本気で鳥肌もんでしたよ。

本作でのライバルキャラといえばアイザック。
まあ体験版時点でその正体はバレバレでしたけど
まさかここまでストーカーなキャラだとは意外でした。
愛情度では間違いなくヒロインクラスでしょう。
友情と敵意、憧れと憎しみ、異常さと俗っぽさ、
糞ガキでありながら悟ったような一面も持つという
まさに矛盾の体現者的なキャラが非常に面白かったです。

ヒロインではやはりアリヤのヤンデレっぷりが光ります。
ヤンデレからコンビに持っていく流れも上手かった。
エピローグの長髪モードは本気で可愛いです。
ニナはキャラは良いですけどラストがあっさり過ぎかな。
グランドルートでは美味しいキャラになっていましたけどね。
アンヌのエピローグはお約束ですけど好みの展開。
シェリルは可もなく不可もなくって感じでしょうか。
てゆーかシェリルとアンヌはアイザックに食われてたからなぁ。
アイザックさんマジヒロイン。

ケイトリン、アルフライラにしても戦闘や狡さに特化している分、
ヒロインより目立っていたような気がしないでもない。
ルートごとの立ち場もヒロインより多幅に変えられるのが強みか。
その分死亡率も高めですが。

幹部3人組が本気で雑魚だったのには笑いました。
ヴァネッサはロリ補正で見せ場があるかと思ってたんですが。
まあパラロスでも3人組は雑魚だったからなー。
逆にモーガン、ゴドフリ、クラウスのおっさん3人組はナイス。
理屈っぽいトシローさんと違うストレートな熱さがありました。
バイロンと伯爵については文句なしです。
中ボス、ラスボスとしてはいい仕事をしていたかと。
でも伯爵が人間補正でパワーアップしたのは噴きました。
この発想はなかったわー。

とまあこんなところですかね。
欲を言えば戦闘CGにもう少し迫力が欲しかったところですが、
「燃え尽きた」という言葉がピッタリのラストといい、
後味の爽快さという点ではなかなか類を見ない作品でした。
満足満足。

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