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2011/03/22

とつげき!人間戦車 感想

公式はこちら
サークル・焼肉万歳の旧作をプレイしてみました。
少し古い作品ですがダウンロードサイトで購入可能です。

お話の舞台は架空の世界ジャポン。
ここではジャポン帝国とジャポン王国という二つの国が
血を血で洗う終わりなき戦いを繰り広げています。
そして両国家が満を持して投入した兵器が人間戦車。
人間戦車は人の姿を持ちながら人を遥かに超える能力を持ち、
人の命令には全体服従する理想の兵器といえる存在です。
主人公「大本営詔太郎」はジャポン帝国における一部隊の
指揮官として人間戦車たちとともに戦っていくことになります。

戦闘システムはオーソドックスなSLG。
人間戦車達をコマとして動かし敵を撃滅する感じですね。
敵の位置を探して撃滅していく索敵要素があるものの、
これ自体は珍しいシステムではないですし、初体験の人も
適当に触っていればあっさり慣れるのではないでしょうか。
資金を稼いで新しい人間戦車やパーツを作り自軍を
強化していくというのもよくあるパターンかと。
あと何気にBGMがお気に入り。
作戦を練るのに適しているいい意味でBGM向けな感じですね。
サントラ買いました。

このゲームのタイトルにもなっている人間戦車。
各人間戦車のデザインは非常に可愛いんですけど、
「使い捨て感覚の戦術SLG」というキャッチコピーの通り、
どんどん作ってどんどん壊される使い捨てな存在です。
お気に入り戦車でも敵の攻撃を受ければ一撃で散りますし、
時には自爆させて敵を巻き込むということもあります。
その姿をどう思うかはプレイヤー次第。

お話は軍記物としてはストレートな展開で燃えるものが
あるものの、1周のボリュームはややあっさり気味ですね。
ただ、ストーリー分岐や周回引継ぎでの戦車開発といった
やり込み要素が多いので総合的なボリュームは文句なしかと。
キャラ的にも普段はボケてるけど天才軍師な主人公、
兄をフォローする妹、糞真面目な副官、ボケた戦車など、
定番配置ではあるもののバランスが良くて見ていて面白いです。

続編が出ていることからも分かるように、完全に物語が
終わるのではなく微妙に続きそうな終わり方をしていますが、
未完成というわけではなくエピソード自体は完結してるので
これ単体でも十分に楽しめる出来になっています。

決して大作ではないものの、値段を考えるとかなり遊べる
作品ですし、お話もしっかりしているのでお勧めな一本。
色々考察の余地もあったりして一筋縄ではいかない作品です。
可愛い人間戦車が爆死しまくるちょっとマッドな世界を
楽しめる方達は触ってみるとズッポリはまるかもしれません。
とりあえずは体験版でもいかがかと。

以下ネタバレ多め。

クルプリでも感じたんですけど私的にはこのサークルさんの
人間(人間戦車)の書き方って凄くツボなんですよね。
人間に尽くすことに喜びを感じ、死にたくないと言いつつも
喜んで死んでいくという矛盾に満ちた人間戦車という存在。
彼女らの姿を見てると何ともいえない気分になります。
愛しさと嫌悪感と悲しさと空しさが混じった感じでしょうか。

みおうやララの人間戦車としての生き様は重い。
散々頭が弱いと言われる人間戦車達ですが、命令と本能の狭間で
苦悩するその姿を見るとやはり道具とは一線を画してますね。
人間としては上手く使ってやるしかないのが難しいところですが。

人間と人間戦車を組み合わせるのが禁忌というのは、
深読みするならそれだけ人間戦車が人間に近いということで
その垣根をとってしまえば人間戦車が人間に取って代わることが
あるかもしれないという嫌悪感から来るものなのかも。
明確な垣根がないとあれだけ使い捨てに出来ないでしょうし。

そういう重いところは置いといてへしこ覚醒には燃えました。
なんだかんだで単機で戦況に影響を与えられるっていうのは
戦争物としては一番燃える展開だと思います。
やられる方としてはたまったもんじゃないでしょうけどね。

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