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2020/04/10

『金庫番の娘』伊兼源太郎 感想

金庫番の娘
金庫番の娘
posted with amachazl at 2020.04.10
伊兼 源太郎
講談社 (2019-07-31)
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政治家の懐刀である金庫番。
その娘として産まれた女性を主人公にした政治小説。

内容としては潔癖気味だった元やり手OLの女性が、
政治家の新米秘書として政治の裏表を見ていくうちに
自分が本当に目指すものを手に入れるという話。

この本の主張は大きな目標を達成するためには
汚い手や絡め手を使ってでもそれを達成するための
力を手に入れる必要があるというものですが、
個人的にはこの主張には共感できますね。
もちろん間違った目標のためにこの手法を用いると
ただの極悪人ですが、正しい目標のためならありです。

そしてその目標が正しいか間違ってるかを
判断するためにも国民が政治を勉強する必要があると。
言われてみれば自分にしても選挙には行くものの、
新聞のマニュフェストをさらっと読むだけで
深く考えずに投票しているというのはあります。
もっと深く政策や将来の展望を語っている候補が
いるかもしれないのに、1人1人の候補を
しっかり調べるということをしてこなかった。

最近は良い政治家がいないと言いながらも、
そもそも政治家について調べていないということを
改めて気付かせてくれる作品でした。

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