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2019/09/05

『機龍警察 狼眼殺手』月村了衛 感想

機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド)
月村 了衛
早川書房
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人が乗り込むロボが活躍する近未来警察物の新作、
なのですが、今回は珍しくメカ戦がありませんでした。

いつもなら序盤に派手なメカ戦が入って
数多くのモブが木っ端微塵にされるのがこのシリーズ。
しかし今回は普通の暗殺シーンから始まったので
ちょっと毛色の違いは感じてたんですよね。
しかしまさかメカ戦なしで最後まで行っちゃうとは。

自分はメカ戦目当てで読んでいる面もあるので
ちょっと物足りなさがあったのは確かですが、
話としてはいつも通り面白かったですね。
今まで言われていた「敵」以外の大物の存在も
はっきりしてきて話が広がってきた半面、
残り3年というリミットも切られたので、
話の終わりが見えてきた感もあります。

今回は外国勢力よりも日本国内の勢力の汚職の
捜査がメインということで、これまで以上に
警察小説っぽさが強調されていましたね。
実行犯がIRFのテロリストということで
ライザの描写にも重点が置かれていたものの、
本筋は国内勢力の現状整理という感じでしょうか

しかしライザと鈴石さんの因縁については
今回で一区切りついたと考えて良さそうですね。
この二人の関係についてはちょっと引っ張り過ぎな
気もしていましたので、これで一安心です。

メカ戦がなかった点こそ残念だったものの、
話の本筋は進んだこともあって満足度は高めでした。
とはいえ、次回はまた派手なメカ戦が見たいところです。

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