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2018/06/05

『瞬旭のティルヒア』 感想

公式はこちら

Liar-softの新作でありスチパンシリーズの新作でもある
『瞬旭のティルヒア』をクリアしてみました。

うーん、面白くないわけではないが…という感じでしょうか。
話としては非常に分かり易く、青年剣士・伊庭八郎が
謎の少女・りんとともに戊辰戦争を駆け抜けるというもの。
最初は無表情だったりんが感情豊かになっていく姿や、
そんなりんに少しずつ惹かれていく八郎の姿は
まさにボーイミーツガールの王道を体現したものでした。

設定面でも架空の幕末を舞台にして日本古来の侍と
スチパンらしい蒸気メカがぶつかり合うという
幕末好きとしてもスチパン好きとしても楽しめる作り。
前作に引き続いてニコラテスラが顔を見せるという
ファンサービスもシリーズ物ならではでしょう。

そんな感じでざっくり見てみるなら
かなり面白そうな作品ではあるのですが、
終わってみると全体的に薄味な印象が否めませんでした。
幕末が舞台なだけに大物キャラが多い作品なのですが、
八郎に関係ないところであっさり死んでいくので
物語として凄く淡白に感じられるんですよね。

これだけ脇役同士の争いが多いのなら
上手くやれば面白い群像劇になったかもしれませんが、
結果的には薄味の死亡シーンがたくさんできただけ。
設定は美味しいんだからもう少し練って欲しかったですね。

ライバル役である河上彦斎の薄さも微妙なところ。
見た目は某抜刀斎っぽくて面白かったんですけど、
性格は単なる戦闘狂で掘り下げられる要素はなかったですし、
その割には何度も出てきて悪い意味でしつこかったです。
個人的には戦闘狂キャラは嫌いではないですけど、
こいつとの戦いはあんまり盛り上がらないんだよなぁ。


まとめ。
幕末という素材は良いんですけど出てきた料理は微妙でした。
スチパンシリーズは全て抑えておきたい、
ニコラテスラの極東での活躍が見たいという人でなければ
積極的に手を出す必要はないと思います。
自分的にも一番盛り上がったのは
テスラお爺ちゃんが登場した中盤でしたしね。
五稜郭を飛ばすアイディアはロマンがあって好きですけど。

この出来だと次回作は買わない…とまでは行きませんが、
どんなものが出てくるのか不安を感じてしまいますね。

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