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2018/01/18

『絶望的――寄生クラブ』鳥飼否宇 感想

絶望的――寄生クラブ (ミステリー・リーグ)
鳥飼 否宇
原書房
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なかなか手の込んだバカミスでした。

日々変態ちっくな研究に熱中する教授の論文が
次々とバカミスに変化していくという本作。
作中作である4本のバカミスは
いずれもお馬鹿なトリックが使われていて、
真面目に読むと分投げたくなること間違いなし。
論文がバカミスに変化してしまった理由もデタラメで、
まさにバカミスの詰め合わせという内容になっています。

主人公である教授自身も変態ではあるのですが、
作中作は更に性描写が多いので好き嫌いは分かれそう。
ただ、基本的に頭がおかしい展開が多いせいで
興奮するよりもむしろ冷静になっていしまい、
バカミスとしてのトリックも落ち着いて楽しめました。

作中のトリックは見たこともないネタというよりは
どこかで見たようなネタだけどバカ過ぎて
使う人が少ないネタという感じですが、
ある程度バカミス知識がある人が読むと楽しめそう。
知識がない人が読むと完全に置いてけぼりにされるか、
それともこのヘンテコなノリにハマってしまうのか、
1000人ぐらいに読ませて統計を取りたいですね。
あ、バカミス嫌いの人には絶対オススメできません。

バカミスを読むのは久々でしたけど、
これほどまで「バカミスだぞ。バカミスだからな!」と
強く主張してくる作品ははじめて読んだ気がします。
これはこれでなかなか楽しい経験でした。

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