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『ニュートンと林檎の樹』感想
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Laplacianの2nd Projectである
『ニュートンと林檎の樹』の感想です。

タイムトラベル物ということで上手くまとめられるか
心配していたのですが、そこについては全く問題なしでした。
過去に飛んでからも状況が二転三転して飽きないですし、
万有引力のオチもいい意味で予想を裏切ってくれましたね。
ラビについては賛否はあるでしょうけど使い方は面白い。

ややこしい設定をシンプルに見せていたのもいいですね。
万有引力の法則がなくなった影響を雑誌の内容の変化という形で
表現したのは分かりやすくて良い描写方法だと思いますし、
ご都合主義を適度に混ぜ込んだライトな物語になっています。
雰囲気も重くなり過ぎずコメディちっくなノリで読みやすかった。

あと、ムービーを使った演出は面白かったですね。
BGMに合わせた声優さんの語りは耳に残りますし、
内容もキャラの個性全開という感じで洗脳されました。
この演出は次回作にも繋げて欲しいところ。

ただ、話はテンポよく進んだものの、
ヒロインとの関係の掘り下げやイチャラブもあっさり気味。
主人公とヒロインがくっつく過程は短いですし、
ヒロインと恋人関係になってるという実感は少なかったですね。
幼馴染で比較的付き合いの長い四五はともかく
他のヒロインは割と唐突に惚れてる感が強かったです。
主人公がそれほど目立った活躍しなかったことも大きいかな。
エロについても最近よくあるおまけ水増しスタイルなのが
本編でイチャラブが少ないという印象に繋がっています。

まあこれはストーリーの方にも原因があって、
タイムパラドックスの修正に追い立てられている状況で
普通にイチャコラしていたら違和感しかないのもまた確かです。
ぶっちゃけ、このストーリーならエロ描写を全部カットして
過去修正と主人公の立ち直りがメインでもいいぐらい。
ただそれだと売れないでしょうし、エロゲーとして出すために
エロを混ぜてみましたって感じでしょうか。


まとめ。
読み物としては面白かったですが、エロゲーとしては難しい。
自分が期待していたタイムトラベルや万有引力については
しっかり纏めてくれたので満足感は高かったのですが、
逆に悪い予感がしていた恋愛やエロ描写については微妙で、
期待以上の出来とまではいかない作品でした。
まあイチャラブを入れにくそうなストーリーではありましたけど、
そこを上手くやりくりしていれば名作になれたかも。惜しい。

自分はこの手のストーリー重視作品でも問題ないのですが、
嫌いな人は徹底的に嫌いそうな構成ではありますね。
長所短所がハッキリしているので
今後購入する人はしっかり下調べすることをオススメします。

以下ネタバレで少し。
ラビの扱いに物申す。
いや2周目で救いはありましたけど、
あれではあっさり過ぎて実感は少ないです。
もう少しエピローグ的なものがあっても良かったのでは…。
自分がループして主人公を助けるという立場は好きなのですが、
それだけにもっと明確な救いと爽快感が欲しかったです。

主人公の活躍の微妙さもすっきりしない原因。
知識面での活躍は祖父と四五にとられているんだから
もっと行動面で活躍しても良かったと思うのですが…。
いや実際には細かく活躍はしてるんですけど
他の偉人と比べると圧倒的に物足りなかったです。
偉人と比べると地味で当然という調整だったのかもですが、
やっぱ主人公なんですからもう少し頑張って欲しかったかな。
アリスを林檎責めして発想させようとしていた印象よりも
骨折治療生活してた印象の方が強いぐらい。

しかし万有引力エミー発見オチにはやられましたね。
じっくり読んでいれば気付けたかもしれませんが、
主人公がアリスと林檎で遊んでいるシーンのおかげで
エミーの可能性を完全に見落としていました。
春=ハレーという可能性も見落としていましたし
物語を読み解く能力をもっと高める必要がある。
まあ見落としていたからこそ新鮮な驚きがあったのですが。

おまけシナリオについては自分は問題なしでしたけど、
正直、本編に組み込んじゃっても良かった気もします。
ご都合主義の極みといえばそうなんですけど、
この作品自体もそこまでガチなシリアス物ではないですし、
アリスと再会してスッキリ終わっても違和感は少ないかなー。
お別れした方が話としては綺麗ではあるんですけど、
それ以外の作風や読後感まで含めると
再会した方が良かったというのが個人的な感想ですね。

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

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