2017/05/25

『猟犬の國』芝村裕吏 感想

猟犬の國 (角川ebook)
KADOKAWA / 角川書店 (2017-05-02)
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ガンパレで有名な芝村裕吏さんのハードボイルド小説。

今回は予備知識無しで読み始めたんですけど、
マージナルオペレーションのスピンオフ小説だったんですね。
自分はマージナルについては全く知らなかったのですが、
初見でもついていけないほどではなかったです。

ただ、1話と2話以降で雰囲気が変わるのは気になりました。
1話はまだハードボイルドな雰囲気があったのですが、
2話以降は後輩との掛け合いがメインになってしまって
スパイ家業がおまけになってしまったような気が。
個人的には1話の雰囲気が好きだったのでちょっと残念。
2話以降の雰囲気が変わったせいで一冊の本としても
ちぐはぐな印象が残ってしまった感がありますし、
これなら2話から始めた方がすっきり読めたと思います。

あとちょくちょく入る車ネタの微妙さ。
言ってることは分からなくはないんですけど
ネットの車オタみたいな感想で全体的に軽かったです。
主人公がにわか車オタという設定なら分かりますが、
多分そうではないでしょうし単純に余計な描写だったかなと。
エロゲーでよくいる、オタクじゃない主人公が
オタクネタを使う違和感に近いものを感じました。

スパイに関する設定は面白かったんですけど、
どこか小説として洗練されていない感じを受ける作品でした。

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