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『ベッドサイド・マーダーケース』佐藤友哉 感想
ベッドサイド・マーダーケース
佐藤 友哉
新潮社
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ある日、目が覚めたら自分の横で妻が死んでいて、
妻を殺した犯人の正体を追っていくうちに
世界の秘密がじわじわと明らかになっていくという
SFサスペンスとでも言うべき小説。

まず起きたら妻が死んでるという導入が上手い。
1ページ目を読んだだけで続きが気になってしまいます。
この導入だけ見るとミステリー小説風なのですが、
読み進めていくと話がどんどん膨らんでいって、
最後に救いのないどんでん返しへ繋がっていきます。
ミステリーとして期待して読むとぶん投げるかも。
まあいつもの佐藤さんという感じですし
自分はこういうオチが結構好きだったりするのですが。

今回の作品は映像化向きかもしれませんね。
冒頭の妻の首に包丁が刺さっているシーンはもちろん、
アクションシーンもあるので、見ていて退屈が少なそう。
電卓と六条という二人の主人公が切り替わることで
作品の雰囲気もガラリと変わっているのも面白い。
ディストピア的な設定やシーンも多いですし、
SFちっくな映像も期待できそうです。
世にも奇妙な物語に近い雰囲気があるんですけど、
あれでやるにはちょっと長過ぎるかなー。

決して凄く面白いという訳ではないのですが、
じわじわとした面白さのある佐藤さんらしい作品でした。
デビュー作から追っかけてますけどまだ飽きないですね。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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