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『海妖丸事件』岡田秀文 感想
海妖丸事件
海妖丸事件
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岡田 秀文
光文社
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明治維新の名残のあるレトロな日本で
名探偵月輪が活躍する本格推理小説第3弾。

今回、事件の舞台は豪華客船。
豪華客船とはいっても時代が時代だけに
現代の豪華客船の規模とは比べ物になりませんが、
蒸気船での旅が最上級の贅沢として扱われているのを見ると
明治という時代の香りを強く感じることが出来ますね。

今回の事件は犠牲者が少なくて地味な印象ではあるものの、
脅迫事件や殺人事件、仮面舞踏会に観劇といった
複数の要素を混ぜることで退屈させない作りになっています。
トリックも面白くて意外性も十分感じられるものでした。

ただ、それでもやっぱり地味なのは確か。
探偵役の月輪は今回も普通に頭を抱えていますし、
被害者にしてもごく普通の死体になっています。
犯行動機も地味な感じですし、死者の数も少ない。
この地味さはもはやシリーズの売りといってもいいのでは。
まあそれでも面白いから問題はないのかもしれません。
次回作が出たら普通に読むでしょうしね。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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