2016/03/02

『ワールド・エレクション』 感想

公式はこちら。
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Whirlpoolの10周年記念作品である
『ワールド・エレクション』をクリアしてみました。

5つの世界が交わった世界が舞台の学園物であるこの作品。
設定的にはごちゃっとしているので
話の方もごちゃっとしてしまうかと不安だったのですが、
予想していたよりも綺麗に纏まっていたと思います。

話の流れは共通ルートで選挙戦を見せた後に、
個別ではいちゃつきながら生徒会活動を行うという感じ。
選挙では必ずしも主人公が勝つとは限らないですし、
その後の生徒会メンバーもルートによって異なっているので
どのルートでも新鮮さがあるのは良かったですね。
こういうルートによって大きく立ち場が変わる展開は
エロゲの醍醐味の一つだと思うのですよ。

話を通してキャラクターの成長が感じられるのもグッド。
主人公もヒロインたちも最初はかなり自分勝手なのですが、
後半まで行くと普通にいい奴ばかりになっています。
どの娘も序盤の印象を上回ってくれましたし、
なんだかんだでヒロイン全員に萌えられたのはありがたい。

そんな感じで話の大筋やヒロインの見せ方は良かったのですが、
この作品の欠点は個別ルートがあっさり気味であること。
どのルートもちょこっといちゃついた後に
大きなイベントが一つあって終わりという感じで、
共通のボリュームと比べると非常に物足りないです。

構成面で一番割を食ったのはメインヒロインであるクルル。
個別ルートは凄く中途半端な終わり方だったのに加えて
グランドルートもあっさりだったので拍子抜け甚だしいです。
その結果終わってみると一番イチャイチャの印象が薄いキャラに。
わざわざ個別とグランドに分ける必要はあったのだろうか…。

繰り返しますが、主人公とヒロインの描写はいいんですよ。
お互い好き好きオーラ全開で見ていて微笑ましい。
それだけにもっと長い間いちゃつきながら
色々な問題を解決していく姿が見たかったのです。
クリア後に各キャラのおまけHがオープンしますけど、
これは話を膨らませて個別ルートに加えて欲しかったですね。
サブキャラほぼ全員におまけルートを用意したのは偉いですが、
こっちはこっちで本当に一瞬で終わるのがもったいない。
77はもう少しまともだった記憶がありますが…。


まとめ。
楽しめたけど、物足りない。
個別は短いとはいえ全体のボリュームとしては
凄く短いというほどでもなく地雷とまではいきませんが、
やっぱり個別ルートが短いというのは人に勧めにくいです。
特にグランドルートでの失速は痛かった。

もうちょっと変な方向へ飛んでいって大爆発しつつ
一部の人の心を掴む作品になるかも…と思っていたのですが、
出てきたのは良くも悪くもWhirlpoolっぽい作品と言いましょうか。
個別ルートが長ければ良萌えゲー評価だったんですけどね。

以下ネタバレで少しだけ。

以下ネタバレで少し。

何気に人類滅びてるやんけ。
最後に出てたアダムとイヴってそういうことですよね?
しれっと爆弾投げ込んできたなぁ。
といっても作品が失速したせいで威力は微妙でしたけど。

ヒロインの中ではパフが一番好きかな。
ぼっちの頑張り屋ってかなり好きな属性ですし、
堕天騒動の時の妙な前向きさもツボでした。

話の展開としてはソフィアルートの選挙戦終盤が好き。
選挙に興味なさげだったソフィアが
なりふり構わなくなっていく姿がもうたまりませんね。

あとメロウもかなり好きなキャラ。
女主人とか女友人にべったりなキャラ大好きやねん…。
それだけにルートがめっちゃ雑だったのは残念でした。
ないわー、あの入り方はないわー。
いや、サブルートはどれもそんな感じですが。
374ルートなんかはいい意味で雑で笑えましたけどね。

しかし主人公の最終形態はどうにかならなかったのか。
いやああいうシリアスな絵を描くのが難しいのは分かりますが、
どうしてもシリアスな笑いが勝ってしまうのが困りものです。

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