2016/01/22

『ノラと皇女と野良猫ハート』体験版 感想

公式はこちら。
『ノラと皇女と野良猫ハート』 黒木未知
HARUKAZEのほぼ3年ぶりの新作である
『ノラと皇女と野良猫ハート』を体験してみました。
個人的に大好きなライターさんのメーカーなんですけど、
処女作以降音沙汰がなくてこれは解散かと心配していただけに、
久し振りに新作が出るのは嬉しい限り。

前作である恋愛皇帝もなかなかカオスな作品でしたけど、
カオスっぷりでは今作も負けてないですね。
まずいきなり冥界の皇女が地上を滅ぼすためにやってきたものの
地上の生命力に当てられてぶっ倒れるという導入部。
ここまでならエロゲではたまにある異種コミュ物なんですが、
そこから主人公が皇女にエロ本を読んで聞かせるという
トンデモ展開へ凄い勢いで突っ走っていったのは見事。
この序盤だけでもう既にガッチリ掴まれた感があります。

その後も定番の展開と予想外の展開を交互に繰り出しつつ、
最後はちょっとだけ切ない展開で締めて今回の体験版は終了。
基本的にキャラの心情描写や台詞は長めなのですが、
独特のテキストの良さがあってぐいぐい引き込まれますし、
ヒロイン4人の可愛さも十分に描写されているという、
体験版としては申し分のない内容になっていたと思います。

他に印象に残ったのは地の文のナレーションですね。
昔話風のまったりとした女性ナレーションは、
ギャグシーンを語らせると状況の馬鹿馬鹿しさが増しますし、
シリアスシーンを語らせるといい話度が上がるような気が。
最初はギャグのための一発ネタなのかと思ったんですけど、
体験版が終わる頃になるとこれなしではいられなくなります。
上手く使えばクライマックスも盛り上げられる…かも?

ヒロインについて。
最初はパトリシアの皇女設定にばかり目が行ってたんですけど、
体験版を触ってみると他の3人の設定もなかなか剣呑…
というか、むしろパトリシアが一番緩いような気が。
黒木は家庭が壊れてますし、シャチは最終兵器っぽいですし、
明日原も何か隠しているような気配があります。
まあ、なんだかんだで最後は綺麗に終わるとは思うのですが、
途中で重いシリアスが入る覚悟はしておいた方がいいかも。
ヒロインの中では黒木が一番好きかな。
公式サイトでは優等生っぽい紹介文になっていますけど、
実際プレイしてみるとかなりお馬鹿で可愛かったです。
とはいえ、はとさんのシナリオは先が読めないので、
個別の展開次第ではいくらでも変わってくるでしょうけどね。


まとめ。
いや、最初は買う気なかったんですよ。
今回はヒロインが全員巨乳なので惹かれなかったですし。
それなのに体験版が終わってみると欲しくなってるんだよなぁ。

はとさん独特のテキストは今回も健在でしたし、
体験版だけでもギャグあり涙ありの展開を楽しめました。
個人的には前作から男が減ったのは残念でしたけど、
あいつらは不評が多かったから仕方ないのか…。
電波度も若干下がってより一般的になった気はしますけど、
その分、エンタメとしての完成度は上がっている予感がします。

今のところ、2月分の有力候補であるのは確かですね。

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