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『伊藤博文邸の怪事件』岡田秀文 感想
伊藤博文邸の怪事件 (光文社文庫)
岡田 秀文
光文社 (2015-06-11)
売り上げランキング: 156,905

伊藤博文邸を舞台にしたミステリー小説。
続編である『黒龍荘の惨劇』は既に読了済みなので
2巻→1巻という順番で読んだ感想となります。

館物というシチュは同じなのですが、
黒龍荘ではハイペースで人が死んでいったのに比べると、
今回の伊藤邸での事件は犠牲者が少ない分、
事件事態を地味に感じてしまうのは仕方がないかな。
1巻→2巻という順で読めば気にならなかったでしょうけど。

とはいえ、明治時代特有の雰囲気を感じさせるネタが多く
事件のスピードが遅い割に退屈しない作品でした。
事件に関しても最後までオチが読めなかったですし、
ワトソン役である主人公が意外と大活躍する
このシリーズ特有の意外性は今回も楽しめました。

ただ、こうして1巻と2巻を読んでみると
話の根幹にある仕掛けが同系統なのは気になります。
果たして次の巻では別の仕掛けを使うのか、
はたまた同じ仕掛けを更に弄って使うのか。
まあ、同じ系統の仕掛けばかり書く作家さんもいますし、
そういう方向を目指すのもありだと思います。
レトロな雰囲気や意外と活躍するワトソン役と合わせて
シリーズの個性として売るのも面白いかもしれません。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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