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『シルバー・オクトパシー』五條瑛 感想
シルバー・オクトパシー (文芸書)
五條 瑛
徳間書店
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金さえ払えばあらゆる依頼を受ける亡八集団、
シルバー・オクトパシーの活躍を描く物語。

8人の犯罪者集団をタコに例えるという設定は好き。
流石に8人もいると今回は影の薄いキャラもいるものの、
そこはシリーズ化された際の続編に期待かな。

今回の依頼は脱北者の女性を海外へ逃がすこと。
しかし依頼を受け動き始めた直後に依頼人である
韓国人男性が不審死を遂げ、女性は行方不明に。
更に脱北者女性の情報を持つ人物が次々と消され…。

という感じでなかなか不穏な雰囲気の内容ですが、
主人公サイドであるタコたちの仕事は
基本的に調査メインで派手な動きは少なめですね。
例外はゴスロリ年増さんぐらいでしょうか。
とはいえ、謎の暗殺者より先に脱北者女性を見つけて
海外へ逃がすという目的があるので緊迫感がありますし、
次々と情報が出てくるおかげでテンポもよかったです。

タコの活動はあくまで汚れ仕事ということもあって
あちこちの意図を適度に調整する臭いものには蓋を的な
終わり方になっているのは好き嫌いが分かれるかな。
普通の物語だとこういうのを暴く話が多いですが、
この物語ではむしろ逆のことをするのが目的ですし。
個人的には好きなオチだったので今後もこの方向で
シリーズ化していって欲しい作品です。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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