2015/03/14

スズキ・S-CROSS、マツダCX-3、比較感想

スズキとマツダの新型車に連続で試乗してきました。
CX-3の方はかなり力を入れて宣伝しているのに対して
S-CROSSは開発時期も結構前で目標販売台数も少ないですが、
果たして実際乗ってみた印象はどうだったのか。

○外見
……なんだかCX-3、小さくね?
いやデミオとの比較写真でもそんな印象はありましたけど、
実際見てみてもデミオの方が押し出しが強いというか。
一見するとキャビンが小さく見えるせいなんですかね。
対するS-CROSSはスペック通りの大きさを感じました。
前も横も後ろもSUVらしい力強さがあります。
デザインとしてはCピラーをブラックアウトさせてる
CX-3の方がお洒落で、S-CROSSは定番という感じですか。
どちらも一長一短。あとは好みですかね。

○内装
これも外装と同じですね。
CX-3はお洒落でS-CROSSは定番という印象です。
ただ、レザーが使われているCX-3の質感は流石ですけど
S-CROSSの方も実際見てみると意外と質感が高いです。
これは写真よりも実際に見て触って欲しいところ。
メーター周りも昔ながらの感じで落ち着きますしね。
CX-3は良くも悪くもデミオの上級バージョンなので
上質ではあるものの新鮮さが薄いのが難点かな。

○走り
S-CROSSは図体の割に排気量が小さいので
急な坂道では回転数が上がりがちになるのですが、
遮音が上手いせいかエンジン音がかなり静かでした。
CX-3の方はほとんど2000回転を超えないんですけど、
それでも街乗りの限りではS-CROSSの方が静かだと思います。
高速での伸びは…流石にCX-3の方が上だろうなぁ。
CX-3はアイドリング時にほぼ無音なのには驚きましたけど、
超低速時のターボラグはデミオよりも気になりました。

足回りはCX-3の方が固く感じました。
S-CROSSは固めであってもしなやかさがあるのに対して
CX-3は車重を支えるためかちょっと動きが渋いです。
総合的に見て快適さではS-CROSSがリードしている印象です。
操舵感覚や足回りの反応もS-CROSSの方が自然で好きですが、
スポーティーさを求めるならCX-3が良さそうです。
スズキご自慢のALLGRIPは…試乗で体感するのは難しいでしょ。
そうそう都合のいい悪路なんてありませんて。

○装備
これはCX-3の圧勝でしょう。
S-CROSSは地味に左右独立エアコンだったりしますけど、
それよりもCX-3の自動ブレーキやサイドエアバッグが大事。
ってか、何故S-CROSSはサイドエアバッグを抜いたのか。
先代SX4や輸入車仲間のスプラッシュには装備されてましたし、
スズキも安全装備に力を入れ出したのかと期待してたのに…。
燃費についてもCX-3の圧勝でしょうね。
S-CROSSの試乗車もリッター13.5だったので悪くはないですが、
低燃費でしかも軽油なCX-3相手だと分が悪過ぎます。


○まとめ
全体的にCX-3には厳しめの評価になりましたけど、
むしろS-CROSSの出来が想像以上だったことが大きいです。
先にS-CROSSに乗るとCX-3の粗が目立ってしまうというか。
ディーゼルのターボラグも本来なら気にならないはずが、
S-CROSSの自然な挙動の後だと気になるんですよね。

でも自分が買うとしたらCX-3の方でしょうね。
自分で乗るにしても他人に勧めるにしても
まずは安全装備あってこそという考え方なので。
サイドエアバッグを外したスズキに抗議するという意味でも、
S-CROSSを買いたくないという気持ちが強いです。
S-CROSS、車としての出来がいいだけに惜しいですね。

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