2015/01/24

『わたしが殺した男』永瀬隼介 感想

わたしが殺した男わたしが殺した男
(2014/08/22)
永瀬 隼介

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元刑事にして探偵である二人の佐藤、
「ダブルシュガー」が活躍するハードボイルド小説。

悪の組織に潜入した潜入捜査官が殺されるという
導入部はグロいですが、インパクトはあります。
でもそこからの話の流れはイマイチでした。
人がいい方の佐藤の察しが悪過ぎですし、
事件の真相に気付いたのも推理したとかではなく
偶然知り合いだったからというのが盛り上がらない。
心理学者の卵である杏子の会話にしても
相手の五月がいまいち深みのないキャラなせいか
どうにも薄っぺらで緊迫感がありませんでした。

結末に二重三重の仕掛けがあったのは良いです。
ただ、そこに至るまでの流れが運任せですし、
二人の佐藤にしてもぶつかり合いが多くて
全体的に爽快感の書ける内容だった気がします。
やっぱり永瀬さんの方は当たり外れが大きいなぁ。

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