2014/12/20

『夏の色のノスタルジア』体験版 感想

公式はこちら。

最近は萌えゲーメーカーと化しているMOONSTONEの新作
『夏の色のノスタルジア』を体験してみました。

最近の印象から今回も萌えゲーかと思っていたのですが…
……うーむ、初っ端からかましてくれたなぁ。
いきなりサスペンス色全開だったのは意表を突かれました。
MOONSTONEでこっち系の作品は久々じゃなかったかしら。
ちょうど萌えゲーに飽き気味だったところなので、
この導入部は自分としてはかなり好印象です。
日常シーンにしてもエロゲ的なほのぼのシーンは少なく
終始舞台やキャラの不穏な空気を感じさせるもので、
最後までニヤニヤ(?)しながら読むことが出来ました。

祥子による撲殺や主人公の両親心中という現実的な事件と、
時間が止まった出られない学園という幻想的な舞台が
どのように絡んでどんな結末を迎えるのか。
上手く料理すれば大きなカタルシスが得られそうですが、
しくじれば空中分解してしまいそうな気もします。
とりあえず猫がキーパーソンなのは間違いないはず(多分

ヒロインに派閥があるのも面白い。
閉鎖空間から抜け出たいみさきと、
閉鎖空間で平和に暮らしたい文音、美羽、祥子。
文音は妹、美羽は兄、祥子は母という闇がありますけど、
みさきは今のところそういう暗さはなさそうですね。
でも溺死未遂を考えると問題を抱えているのは確定な訳で、
そこら辺が前に出てくると壊れちゃったりするのかな。
文音が積極的な楽園推進派なのは話の中で登場してる
妹が原因っぽいですけど、その生死が気になるところ。

美羽は最初からヤンデレ候補みたいな書かれ方ですし、
この閉鎖空間も兄とイチャラブできるなら都合いいのかな。
他の3人の排除に走りそうなのが怖いですけど、
ヤンデレ好きな自分としてはそういうのも期待してたり。
祥子の方はサイコパスっぽい雰囲気ですが、
最初の撲殺シーンといいあまりにあからさま過ぎて
どうしてもどんでん返しを疑ってしまいます。
動物好きですし普通にいい娘でも驚かない。


まとめ。
この不穏な雰囲気がたまらない。
冒頭からいきなりぐちゃっとした展開ですし、
エロゲではよくある妹との仲良し関係性にしても
萌えよりも気持ち悪さを重視して描写していたりして、
いわゆる萌えゲーとは一戦を画した作りになっています。
これなら萌えだけを目当てで買う人は少ないでしょうし、
体験版としては十分に役割を果たしていたかと。
まあ評価の重点がキャラよりシナリオに置かれるとなると
オチによっては非常に厳しい評価になりそうですけど、
とりあえず1月の有力な購入候補としてメモっておきます。

しかし幻想的な雰囲気のミステリーで向日葵と来ると
『向日葵の咲かない夏』を思い出すなぁ。
『向日葵は見ていた』なんかもそうでしたけど、
向日葵って眩し過ぎるせいか狂気のイメージが強いですね。

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