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『共犯』深谷忠記 感想
共犯共犯
(2012/08/11)
深谷忠記

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深谷さんといえば自分の中では冤罪をテーマにした
ミステリー作品というイメージが強いのですが、
この作品もそんなイメージ通り作品です。

東京の国立市で発生した少女誘拐事件。
最初は単純な誘拐事件かと思われていたものの、
被害者の祖父がかつて少女誘拐事件の容疑者として
逮捕されていたことから事態は複雑な様相を見せます。

深谷さんの小説をいくつか読んでいる人にとっては
この祖父が冤罪被害者というのは一目瞭然なのですが、
物語の根幹はいかにして冤罪ということを証明するかに
重点が置かれているのが面白いところです。
自分は大まかなオチは予想できてたんですけど
あと一歩だけ届かなかったという感じですね。
そういう点でも最後の最後まで楽しめる作品でした。

この手の冤罪事件で問題になるのが目撃証言。
今回の場合は目撃証言を元に状況証拠を集めると
かなりの確率で祖父が犯人になってしまうので
必ずしも警察だけが悪者とは言い切れないのですが、
それでも捜査には細心の注意を払って頂きたいところ。
事件の被害者、冤罪被害者、警察が潰し合って
真犯人だけが得する事態にはなって欲しくないものです。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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