2014/07/25

『謎斬り右近』中路啓太 感想

謎斬り右近謎斬り右近
(2010/02/26)
中路 啓太

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豊臣家が残した秘宝『豊国神宝』を巡る時代劇小説。

豊国神宝を巡って天海や武蔵、柳生宗矩に伊達政宗といった
江戸時代初期のオールスターメンバーが火花を散らす…
と書くと凄く面白そうなんですが、実際は…うーん?

いや、徳川幕府を揺るがす豊国神宝の正体や
それを巡る幕府内の権力闘争は面白かったんですけど、
メインなはずのアクション側のキャラが微妙なんですよね。
主人公である右近は「我は無」とか言っちゃうせいで
なんだか個性の薄い人物になっちゃっていますし、
ライバルである武蔵も強いのか弱いのか分かり辛い。
ヒロインは何度も拉致されるせいで間抜けな印象です。

恐らくあらすじで読むと凄く面白いんでしょうけど
肉付けが致命的にモッサリしてしまったというか。
ラストにしても人がめっちゃ死んでる割には
「それでいいのかよ…」って感じの終わり方です。
木下家の行く末とか珍しい着眼点もあったんですけどね。
新免無二斎が味方なのも新鮮でしたし。

やっぱり主人公周りのキャラ付けって大事です。

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