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『無双の花』葉室麟 感想
無双の花無双の花
(2012/01/27)
葉室 麟

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西国無双、立花宗茂を主人公にした物語。

期間としては関ヶ原が終わった直後からで、
改易されて没落してもその誇りを失わない
宗茂の大器っぷりの描写がメインとなります。

この作品の宗茂は基本的に爽やかな好漢で、
自分の義を曲げないのが実に気持ちいいですね。
巷で有名な雑炊や干飯の小ネタも
ちょっとアレンジされていたのが新鮮でした。

ただ、良くも悪くも真っ直ぐな性格なので
作品としての深みに乏しかったような気も。
キャラとしては宗茂の武名に羨望を抱いて
大阪で一花咲かせた真田幸村や、
生い立ちゆえにひねくれてはいるものの、
意外と根は純粋だった家康の方が面白いかも。
戦国時代が終わってなお覇気を失わない
伊達政宗のヤンチャっぷりもかっこいい。

どちらかというと、真っ当な主人公気質な
立花宗茂本人よりも、彼の眼を通して
他の戦国武将たちの姿を楽しむ感じでした。

テーマ:歴史小説 - ジャンル:小説・文学

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