2014/04/18

『姉川の四人 信長の逆切れ』鈴木輝一郎 感想

姉川の四人 信長の逆切れ姉川の四人 信長の逆切れ
(2013/08/10)
鈴木 輝一郎

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信長、家康、秀吉、光秀を主人公にして
浅井・浅倉との戦いを描くシリーズの2作目。
一応「金ヶ崎の四人」の続編に当たりますが、
金ヶ崎の戦いの基本的な知識さえあれば
2作目から読んでもついていけるかと。

てゆーかこれ、シリーズ物だったんですね。
前作を読んだときには一発ネタかと
思っていたのですが、こうなってくると
メンバー的に本能寺の変まで続くのかな?
それとも浅井・浅倉を倒して終わるのか?

まあ、それはさておき今回の感想。
信長が狙撃されるところから始まる本作。
狙撃犯の黒幕として疑いをかけられた
家康・秀吉・光秀はその疑いを晴らすべく
姉川の戦いで奮戦することになるのですが…。

信長といえばその短気さは後世まで有名。
そんな彼から疑いをかけられて
ビクビクしまくる三人の様子が実に楽しい。
三人とも度胸も実力もある一流の人物ですが、
それでも信長という存在は別格ですね。

とはいえこの時期の信長は周囲に敵も多く、
信長を裏切るという選択肢も
残されているところがややこしい。
浅井・浅倉・徳川同盟はロマンがあります。
まあ徳川としては横に武田がいる以上
信長と組むのが一番安牌なのですが。

そんな状況での姉川決戦は手に汗を握る展開。
織田軍を圧倒する浅井長政の奇計や
倍数の敵を何とか足止めしようとする徳川軍。
そして戦況逆転の鍵となる信長の秘策。
史実を基にした無茶な展開ではあるのですが、
それを「こんな展開があったかも」と
思わせてくれるのが歴史小説の面白さですね。

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