2014/02/24

『黒警』月村了衛 感想

黒警黒警
(2013/09/06)
月村了衛

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「機龍警察」の月村了衛による警察小説。
こっちはメカの出ない現代が舞台です。

一応、長編扱いではあるものの、
文字は大きくてページ数も多くないですし、
ちょっと長い中編小説って感じですかね。
内容にしても設定や導入部は良いものの、
クライマックスでの盛り上がりはあっさり。
1クールアニメの3話が終わった感じかなぁ。

ただ、あくまで序盤として考えると
設定は美味しいですし引き込まれました。
職務に倦んでいた中年刑事が腐れ縁の
ヤクザの死をきっかけに誇りを取り戻し、
裏社会と手を組んで警察上層部に対して
叛旗を翻す…うーん、なかなか燃える展開。
誇り、矜持、なんと素晴らしい言葉か。

追い詰められてからの一発逆転も痛快。
ただ、今回は敵が雑魚過ぎただけに
物足りなさを感じる部分も大きかったです。
続編も作れそうな設定なのですが、
これ単品だと評価が難しいところですね。
シリーズ化するにしても機龍警察ほど
派手さがないのでやりにくそうですし。

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