2013/12/08

『Electro Arms -Realize Digital Dimension-』 感想

lightのまひるラインの新作燃えゲーである
『Electro Arms』をプレイしたので感想をば。

日常に退屈しまくっていたハイスペック主人公が、
限りなくリアルなネットゲー『Electro Arms』で
好き放題やっていくというのがこのゲームの大筋。

燃えゲーといえばどんどん話が大きくなっていって
最終的にはヒロインそっちのけになる作品も
少なくないのですが、この作品ではそんなこともなく、
風呂敷を広げ過ぎずに綺麗に纏まっていましたね。
ルートはヒロイン3名+サブ勢でグランドはなし。
登場人物も序盤で出揃っている状態で隠し玉もなく、
手持ちの駒をきっちり使い切って終わっています。
攻略順はさつき→忍→レオナが自然かな。

でもこの構成については若干賛否両論がありそう。
lightに限らず燃えゲーといえば終盤に
ぶっ飛んだ方向へ進んでいくものが多いですし、
サプライズを期待していると拍子抜けするかも?
一応、某大国が絡んできたりはするものの、
基本的には一企業内で収まってるお話でしたし。

ただ、話自体は面白かったです。
ヒロイン3人のルートはそれぞれ決着の仕方が
大きく変わるので新鮮な気持ちでプレイできました。
相手が変わるのはもちろん、戦闘方法や主人公の
掘り下げ方も全く異なっていたのはナイス。
この幅の広げ方は素直に賞賛の言葉を送りたい。

男キャラにはそれぞれの立ち位置に応じた
見せ場がありましたし、ヒロインたちにしても
男を惚れさせるようなかっこ良さがありました。
過去作のようにキャラの立ち過ぎるライバルが
いなかったのは残念ですが、どいつもこいつも
自分の生き方を突っ走った感があります。
特に一筋縄でいかないタイプのキャラたちは
色々感心させてくれる活躍を見せてくれました。
あの人があんなに熱いキャラだったとはなぁ…。

でもモブキャラの適当さにはちょっとガッカリ。
大人の事情で仕方ない面もあるとはいえ、
無双シーンで色違い外見のキャラが何度も
ぶっ飛ばされてるのを見るとやっぱり萎えます。
お前さっきもやられてたじゃん!みたいな。
メカ物なら同じ外見でも問題ないですけどね。
戦闘エフェクトも最初は新鮮だったものの、
何度も何度も繰り返されると流石に飽きます。
特に強者同士の長時間戦闘は鬼門じゃないかと。
ここら辺はエフェクト担当が頑張るか
シナリオでフォローするかして欲しかったなぁ。


まとめ。
決して大作ではないもののよく纏まった燃えゲー。
設定の広がりこそ少なかったものの、話の展開の
意外性という点ではなかなかのものでしたし、
プレイ後の満足感も高かったです。

ヒロインは少ないものの、全体のボリュームは
そこそこありますし、主人公の癖が強い割には
王道燃えゲー的な展開が楽しめる作品でした。

以下ネタバレで少し。

○さつき
やだ、この社長かっこ良過ぎ…。
糸目策士キャラなのにゲームが大好きで
ラスボスとしての役割も全力でこなすとか、
なんかもう、理想の大人って感じですわ。
戦ってるときとかめっちゃ楽しそうですしね。

シナリオの大きな問題が実家の事情というのは
燃えゲーとしては非常に珍しい気がします。
でもそこから社長との決闘で決着を付けるのは
実に燃えゲーらしい展開と言えなくもない。
そこから更に会社を乗っ取って終わるという
終わり方は豪快ですが、爽快でもあります。

○忍
このルートの特徴はやっぱり終わり方。
零示とエヴァンのリアルガンアクション。
似ているように見えて決定的に異なる
零示とエヴァンの差異がここで語られます。
やっぱりゲームがいいと言い切る零示がイカす。

もう一つのテーマはゲームのプレイスタイル。
自治厨として他人の行動を抑制するサムライと
臨機応変に全てを受け入れ続けるブリューナク。
正義に拘ってやり過ぎた新三郎と、悪事を行うも
やり過ぎない一点を見切っているヒデの対比。
どちらもやり過ぎると毒になりますが、
ある程度は場を盛り上げる華になるでしょう。

○レオナ
実質、これがグランドルートかな。
主役がぶっ飛び夫婦ですし、結末も破天荒。
ラストバトルのデタラメ夫婦喧嘩も熱いです。
モブたちが立ち上がる展開も王道で燃える!
あっさり倒されたエヴァンは哀れですけどね。

しかし零示とレオナの戦いっぷりは実に気持ちいい。
ノリノリな台詞回しが場を盛り上げてくれますし、
暴走真栄城に対して二人でプレッシャーを
かけていくシーンとかかっこ良過ぎて漏らしそう。
ラストでの罵り合いなのか惚気合いなのか
よくわからんノリは大好物です。
やっぱエロゲのラスボスはヒロインがいいですよ!

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