2013/10/08

『歌舞伎町 炎の夜』小沢章友 感想

歌舞伎町 炎の夜歌舞伎町 炎の夜
(2007/07)
小沢 章友

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歌舞伎町を舞台にしたインモラルな作品。
8月31日に起こった火事を、7人の主人公の
視点で見ていくという短編連作小説です。

どの短編も性的な嗜好がテーマですが、
行為ではなく嗜好に対する思索がメイン。
そういう意味ではエロ小説というよりは
昔ながらのポルノ文学の系譜ですね。
そこにこの作者さんお得意の夢か現か
分からない幻想的な語り口が加わることで、
よりピンクな雰囲気が際立っています。

内容はフェラや自慰という基本的なものから
声フェチや視姦というマニアックなものまで、
多彩なネタが揃っていて楽しめますね。
個人的には声の話の印象が強かったです。
この美声で本を読んでもらうというサービス、
エロなしでお安い価格で頼めるのなら
ちょっとお願いしてみたいところですね。

たまーに胡散臭い風俗街の裏道を
ブラブラしたくなる人にはお勧めの一冊。
ただし、色んな意味で「濃い」小説なので
体力があるときじゃないと厳しいかもですね。

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