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『アヒルキラー 新米刑事赤羽健吾の絶体絶命』木下半太 感想
アヒルキラー 新米刑事赤羽健吾の絶体絶命アヒルキラー 新米刑事赤羽健吾の絶体絶命
(2012/09/12)
木下 半太

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タイトルのアヒルキラーとは女性を惨殺して
玩具のアヒルを置いていく殺人鬼のこと。
綺麗な人間を惨たらしく殺すという拘りや
現場にアヒルが残されるという形式美は
分かりやすいキャラ付けになっています。

しかしこの小説の面白いところは
アヒルキラー自身は黒幕の操り人形で、
しかも黒幕は一足先に死んでいるところ。
死んだ黒幕の計画をどこまで読み切れるか、
という一風変わった流れが新鮮でした。
現代と過去がリンクしているところも好み。
過去の方の真相には騙されましたよ。

事件を追う刑事サイドのやり取りは軽快。
探偵役の八重樫は頭脳労働担当なのに
ぶっ殺すぶっ殺すと五月蝿いですし、
主人公の赤羽は単純馬鹿で微笑ましい。
先輩刑事であるヤナさんのラジコン趣味も
他ではあまり見ない設定じゃないでしょうか。

ただ、事件や背景がドロドロしているのに
刑事たちが漫才してるのには少し違和感。
いや、事件も漫才も面白いんですけど
統一感に欠ける気がするんですよね。
この部分の擦り合わせが自然に出来れば
更に楽しめる作品が出来そうです。

ラストでは赤羽に後輩が出来たりして
まだまだ続きそうな終わり方でしたし、
続編が出たらそちらも読んでみたいですね。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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