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『素人がいっぱい』新野剛志 感想
素人がいっぱい (ラブホリックの事件簿)素人がいっぱい (ラブホリックの事件簿)
(2012/01/21)
新野 剛志

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素人専門のデリヘルを舞台に、そこで起こった
様々な事件を解決していくという短編連作集。

語り手である勇吾はデリヘルの雇われ店長。
でも元リーマンだけあって割と常識人ですね。
もちろん、ドロップアウトしただけあって
社会に対して捻くれた目を持ってたりしますが。

探偵役は主人公の同居人である宗介。
天才肌ですが、過去のある事件によって
社会の枠からはみ出し、主人公の家に
転がり込んでヨガばかりやってる居候です。

デリヘルという特殊な舞台の使い方は面白い。
こういう職場だけに壊れた人間も多いのですが、
普通の人間も簡単に絡めることができる設定。
投げやりな人間が適当に人を殺すかと思えば、
人を殴るだけでも嫌悪感を抱く人間もいる。
そういう人たちを観察しながら、最終章の
テーマへと結びつける流れは美しかったです。

私自身は水商売系の小説を結構読むのですが、
この手の小説では定番とも言える出てくる
世話焼きお姉ちゃんが好きだったりします。
こういう職だからこそ、自分の仕事に
プライドを持ってる人が輝いて見えるのです。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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