2013/04/15

『風は山河より 第四巻』宮城谷昌光 感想

風は山河より 第四巻風は山河より 第四巻
(2007/02/22)
宮城谷 昌光

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「風は山河より」4巻目。

間一髪、叔父たちの謀反の手から逃れ
居城を奪回することに成功した新八郎ですが、
今度は実の弟が謀反を企むというループ。
この時代、仲のいい肉親と仲の悪い肉親の差が
物凄く極端な気がします…すぐ殺し合うし。

ついに上洛作戦を開始した今川義元。
その前哨戦では細々とした展開があるものの、
肝心の桶狭間の描写に関してはあっさり終了。
信長が豪雨の中、正面突撃して場面転換。
次は義元が討ち取られたあとという感じ。
この本では義元も信長も所詮は脇役なので
これについては予想通りかな。

義元が討たれた後の混乱は面白いですね。
絶対勝てるはずだった戦いでまさかの
総大将死亡とか、パニックになるのは当然。
最初は今川に付くつもりで人質を差し出した
新八郎ですが、結果的には家康に付くことに。

しかしこの結果、人質として差し出した
新八郎の嫁は磔になってお亡くなり。
人質を大事にすると倍になって帰ってくるのは
信長、家康の関係を見れば分かるでしょうに…。

失政の続いた今川は徳川、武田の猛攻に
耐えることが出来ずこの巻で滅亡することに。
氏真は生き延びたものの再起不能。
北条の脅威に晒された武田も一時撤退。
しかし武田再来のフラグをしっかり建てつつ
次回へ続く、という終わり方でした。

次はいよいよ最終巻。
信玄最後の戦いとなる野田城の戦いが開始。
野田菅沼の意地をどう見せてくれるのか。

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