2013/03/08

『白き失踪者』末浦広海 感想

白き失踪者白き失踪者
(2011/01/28)
末浦 広海

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刑事として中国人マフィアを追っていた主人公ですが、
銃撃された恐怖がトラウマになってすっかりヘタレに。
そんな中、病院で出会った看護士さんに癒されて
付き合い始めたものの、実はその看護士さんが
中国残留孤児の子供だったことで事態は意外な方向へ。

という感じで、いきなり主人公がビビりまくりなのが
逆に新鮮だったせいか一気に引き込まれました。
中国残留孤児の血縁者たちや入国警備官に警察官、
更には日本のヤクザや中国人マフィアなど、
序盤は話が広がっていくのが面白かったです。

ただし、中盤以降は一気に雑になってしまった印象。
主人公はあっさり警察を辞めちゃいますし
事件の真相にしても行き当たりばったりな感じ。
看護士さんの過去はいきなり長々と説明されますし
真犯人が中国マフィアの麻薬と金を奪った理由も
しょぼくて急激に失速していったという印象です。
マフィアに内通してる警察官の正体も投げっぱなし。
主人公の同僚辺りが来るかと思ってたんですけど。

ラストなんかもう嫌がらせのような後味の悪さ。
主人公、なんのために警察辞めたんだろう…。
なんというか、凄く打ち切りっぽい終わり方でした。

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