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2013/03/03

『B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない』 感想

B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない (ファミ通文庫)B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない (ファミ通文庫)
(2012/04/28)
綾里けいし

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B.A.D.8巻目の感想。

酷い結末を迎えた前回の続きからということで、
いきなりいい感じで狂っている雄介。
ヒルガオを失った雄介の絶望描写はヤバイ。
主人公らしく復讐を止めようとする小田桐くんが
本気でウザく感じられるほどの重さですわ。
お前の気持ちも分かる、は地雷ワードですね。
これ言ったら殺されても文句言えんで…。

七海は最初ヤンデレっぽい描写があったのに
すっかり強気系世話焼き娘が板に付いてますね。
危ない一面があると分かっていても
嫁に来て欲しくなるしっかり者ですよ。
それに対して相変わらず鬱陶しいあさと。
こういうようにダラダラと行き続けて物語を
引っ掻き回す悪役はあまり見ないなぁ。
一般小説ではたまにいるんですけど。

再登場した菱神ですが、正直存在感は薄い。
舞姫の引き立て役でしかないという印象です。
舞姫と久々津のキャラ立てはできましたけど、
菱神自身は前回で終わってた方が綺麗でしたね。

人買いの家での出来事。
なんだか繭さんが若干優しくなったような気が。
小田桐くんが結構病んでしまってるせいかな。
記憶を食べるのにもだいぶ慣れたようですし。
まあ、これだけBADエンド経験を積めば
良くも悪くも慣れるってもんでしょうけど、
それでも嫌なものは嫌なんだよなぁ。

雄介に殺されに向かう舞姫。
良し悪しはともかく彼女の矜持だけは認めたい。
生まれが違えば良い人になれたでしょうに…。

しかし結局舞姫を殺さなかった雄介。
とはいえ舞姫の足を叩き潰したことで
久々津の恨みを買い、決着は次巻へ持ち越し。
雄介にまともな思考が残ってるの分かったものの、
それ故に状況は悲劇的というか何というか。
あまりに悲惨な出来事が起こってしまうと
壊れてる壊れてない関係なく壊れたような行動を
取るしかない…というのは分からなくもない。
この無限ループから抜け出す方法はあるのか。
次巻に期待ですね。

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