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『B.A.D. チョコレートデイズ(1)』 感想
B.A.D. チョコレートデイズ(1) (ファミ通文庫)B.A.D. チョコレートデイズ(1) (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
綾里 けいし

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B.A.D.外伝1冊目の感想です。
長さ的には短編集というより中編集かな。

○僕が「繭さん」と呼ぶ理由
胡散臭いビルで垂れ下がるたくさんの死体。
救世主を名乗る胡散臭い幽霊少女。
そして暴かれる小田桐くんの過去。
繭さんの性格の悪さから分かりやすい怪異の発生、
更に小田桐くんの腹にいる雨香まで登場するという
下手したら本編の1巻よりも1話っぽい印象でした。
短いながらも大事な部分は全部押さえています。
ただ「繭さん」という呼び名になった理由は軽め。
これで決めちゃう繭さんは繭さんらしいのですが、
大きな理由を期待しちゃうと拍子抜けかな。

○私が先輩に恋した非日常
珍しく割とほのぼのした話だった。
雄介は善にも悪にも転べる不安定さが魅力ですね。
そういう所が壊れていると言われるんでしょうけど。
梓がうざがられるのはちょっと分かるなぁ。
いじめっ子の言うことも一理ある。
いじめっ子のやり方の汚さはまた別ですが。
7巻では酷い結末を迎えた雄介ですけど
梓とならいい結末を迎えることが出来るのか?
今後が気になるところです。

○狐の生まれた日
コンプレックス塗れなあさとは人間らしいなぁ。
ここで素直に負けを認めることが出来れば
救われるんですけどそうも出来ないのが歯がゆい。
自分がないという生い立ちから発展していって
人の望みを叶えるのが趣味になるのは面白い。
本人が善意だと思っているのが性質が悪いですな。
それを感情移入させるように描写したのはお見事。
割と好きですわ、こういう捻くれ男。

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

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