2013/01/24

『B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない』 感想

B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない (ファミ通文庫)B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない (ファミ通文庫)
(2010/11/29)
綾里 けいし

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B.A.D.4巻目の感想。
毎回サブタイトルが私好みで困る。

3巻のあまりに酷い結末に心が折れた小田桐君。
しかし彼のために狐に挑んだ白雪が囚われ、
彼女のために何とか気合を入れて復活します。
白雪のドストレートな告白は見事の一言。
ホンマ、白雪さんはこの作品の良心やで…。
一方、小田桐君の腹を容赦なく蹴る繭さん。
…た、多分この人なりに元気付けてるんだよね!

家族惨殺事件は手堅い出来だったんですけど
前半と後半の劇的な展開に挟まれているせいで
結果的に地味な印象だけが残ってしまった。
いや、こういう定番のオチは好きですけどね。

前回に引き続き思わせぶりに出てきた綾ですが、
七海の手によってあっさり始末されることに。
ってかなんなのこの幼女…ラスボスなのか?
この作品で一番怖いのは七海だよね…。
500持って来いとか893顔負けやで。

バラバラにされちゃった繭さん。
読者からすれば偽者なのは分かってるのですが、
小田桐君はぶち切れて狐の元へ乗り込むことに。
雄介はお供かと思ったらここで対面イベントか。
これは雄介が切れてもしょうがないわ…。
あの怒りには凄く共感してしまった。

狐は小者なんですけど人間なんですよね。
だから繭墨あざかにはなれなかった。
性別以前の問題なんだろうなぁ。
まあ繭さんみたいな人でなしが何人もいたら
世の中凄くいやーな雰囲気になるでしょうけど。
策を弄した割にはあっけない幕切れ。
まあ、ここまでこれたのも小田桐君と
成長した雨香の奮闘があったからですけどね。
雨香は随分かわいらしくなって来ました。
最初は腹の中にいる化け物という印象しか
なかったんですけど今回はもうマジで娘。
今後の活躍が期待される存在です。

今回でひとまず狐編は完結。
狐も白い子も異界に封印されましたけど
この調子だと再登場するのは確実でしょうね。
しかし小田桐君は実にいいツンデレだなぁ。
なんだかんだで繭さん一筋じゃないか。
まあ、繭さんが相手ならどんな無様晒しても
ニヤニヤしながら見守ってくれるでしょうし、
包容力のようなものも…いや、それはないか。
……うーん、私も調教されてきてるのかも。

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