2013/01/04

『月見月理解の探偵殺人』第1巻 感想

月見月理解の探偵殺人 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 (GA文庫)
(2009/12/15)
明月 千里

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漫画版が面白かったので読んでみました。

漫画版もきっちり描写されていのですが、
色々と複雑なルールのある作品だけに
小説の方が痒い所に手が届いていますね。
煮魚の元ネタなんて漫画じゃ分からないですし。
あとは小ネタも小説の方が多かった。
理解がれーくんを掘りたがったり精神安定剤を
避妊薬扱いしたりと可愛がりが激しいです。
いやもう大好きだわ理解。

逆に心情描写は漫画版の方が良かったですね。
やってることは小説も漫画も同じなんですけど、
小説では沈着冷静なれーくん視点なせいか
全体的に地の文が淡白で演出不足に感じます。
れーくん自身の苦悩は描写されているものの、
女の子側の豹変に対するリアクションが薄い。
まあ、逆にそういう冷静さがれーくんの
異常さであり、武器でもあるんですけどね。

基本的にサクサクと進む小説版に対して
漫画版は一瞬の溜めが絶妙だったと思います。
風呂場でのイチャイチャは本当に素晴らしい。
この作品の場合、れーくんの一人称描写よりも
三人称描写でクドさと淡白さを使い分けた方が
上手く怖さを描写できたのかもしれません。

とはいえ、理解をはじめ強烈な女性キャラの
造形は見事でしたし、面白かったのも確か。
理解の毒のあり過ぎるキャラクター付けは
メチャクチャ好みですし、他の女性キャラの
濃さだって決して負けていなかったですし。
とりあえずシリーズ全巻確保しているので
この機会に一気に読んでみるつもりです。

しかし漫画版で理解が帽子を被ってないのは
何故だろう…あれ結構好きなんだけどなぁ。

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