2017/06/13

『Chrono Box』 感想

公式はこちら

NO BRANDのデビュー作である『Chrono Box』の感想です。
軽くネタバレを含む内容なのでご注意を。

作品としては完全にシナリオ重視で、
ほぼ一本道のエログロサスペンスという感じでしょうか。
グロ自体はそれほどキツイ物ではありませんが、
それでもモツがばっちり見えたりするので
グロ耐性がまったくない人には厳しいと思われます。

基本的な話の筋はループを繰り返していくうちに
世界の謎が解き明かされていくというよくあるものですが、
一周が短くて次々繰り返すタイプなのでテンポが良いですね。
一周が長い作品だと序盤の記憶が曖昧になった頃に
ループすることもあるのですが、この作品では心配なし。
最初のキャラが整列してるシーンで前の世界との違いが
視覚的に分かる作りになっているのは良く出来ています。

少しずつ減っていくクラスメイトや黒い箱についての真相は
いい意味で予想を裏切る形になっていたので満足。
「今回の犠牲者はこの娘か…」と思いながら
女の子といちゃいちゃしてるシーンを見るのは楽しかったです。
核心キャラである屍の掘り下げに入るタイミングも絶妙。
ループに飽き始めたところで雰囲気が一転しますし、
全体の構成がしっかり練られていることを実感します。

ただ、期待はずれというほどのことではないのですが、
自分が何か隠し持っていそうだと期待していたキャラほど
本筋に関わってこなかったのは少し残念でしたね。
この期待していたキャラはイコール好きなキャラでもあるので、
結果的にキャラクター面ではそれほどハマれなかったです。
機会があれば無罪組でスピンオフを見てみたいですね。

しかしエロシーンが笑えるノリだったのは嫌う人も多そう。
イチャラブシーンはともかく、鬼畜エロシーンの方は
キャラの反応が面白くてギャグとして楽しんでしまいました。
シチュは酷いんですけどキャラの反応がそれ以上に激しい。
下品に叫ぶ系のギャグが好きな人なら楽しめるかもですが、
エロとして使えるかといわれると返答に困りますし、
もうちょっと抑え目でも良かったような気はしますね。


まとめ。
エログロサスペンスとして満足できる作品でした。
この世界に隠された真相についてはなかなか凝っているので
推理で完全に的中させるのは難しいとは思いますが、
設定としては面白くて新鮮な驚きが味わえました。

エロシーンは特殊なシチュが多くグロシーンも多いですが、
ここにも真相に繋がるヒントが隠されているのが面白いです。
単なる特殊性癖だと思っていたものが後半真相が分かると
あれが伏線だったと気付かせられるのは見事でしたね。
体験版をプレイして惹かれた人なら
期待を裏切られることは少ないのではないかと。

惜しむらくは、自分の場合はメインの屍も含めて
強烈に惹かれるキャラがいなかったので
何度もプレイするモチベが保てないってことですかね。
まだまだ見落としがあるでしょうし勿体無いとは思うものの、
こればかりはどうにもならんです。