2015/06/03

『幻のディストピア』体験版 感想

公式はこちら。

レミニセンスシリーズが有名なてぃ~ぐるの最新作、
『幻のディストピア』を体験してみました。

このメーカーの売りといえば衣笠&トモセコンビという
印象があったのですが、それだけにライターも原画も
一新して新作を出してきたのは意外でしたね。
とはいえ今回も作品のノリ的には過去の作品である
暁の護衛シリーズやレミニセンスシリーズに近いですし、
設定的にも過去作品との繋がりがあるという噂があるので
メーカーとしての方向性は変わらないっぽいですけど。

過去作品に近いノリとは書いたものの、
ギャグの切れ味は衣笠さんほどではないかな。
主人公の行動は破天荒で面白いとは思うのですが、
今のところ爆笑できるようなシーンには出会えず。
ヒロインの個性の出し方もちょっと弱めな気がします。
シリーズ定番の変なメイド・瑠璃子は可愛いですけどね。

物語の導入部は腹に一物抱えた主人公が
上流階級の学園で好き勝手に振舞うという
暁の護衛を彷彿とさせる展開なので新鮮さは少なめ。
体験版の切り方は良かったですけど、全体的に見ると
衣笠作品よりはちょっと地味な印象を受けました。

とはいえ衣笠作品は掴みが素晴らしい反面、
風呂敷を畳むのがアレという欠点がありますし、
後半の展開次第では総合的に勝る可能性もあります。
なんだかんだで主人公の過去や目的は気になりますし、
体験版としては十分に役割を果たしていたかと。

しかし主人公がかなりの下衆っぽい描写がありますけど、
果たしてここからどう逆転していくのか…。
実はいい人だったらそれはそれでガッカリかも?


まとめ。
良くも悪くもてぃ~ぐるの新作。
このメーカーの過去作品が好きなら問題なさそうですが、
衣笠作品と比べると掴みが弱いのが気になるところ。
主人公が無茶をしている割には笑えるシーンが少なく、
ヒロインも瑠璃子以外は弱めでしたし、
購入確定まではもう一歩という感じでしょうか。
なんだかんだで新鮮さというのは重要な要素だと思うのです。