2014/12/14

『11月のアルカディア』体験版 感想

公式はこちら。
『11月のアルカディア』200x40楓花バナー
新メーカーLevoLのデビュー作である
『11月のアルカディア』を体験してみました。

ジャンルとしては定番のファンタジー作品でしょうか。
一応、日本領海内にある孤島が舞台ということですが、
日本にあるファンタジー風の孤島が舞台という設定自体は
エロゲーでは特に珍しいものではないと思います。

体験版での話の内容はオーブを狙う盗賊との戦いがメイン。
色々と考えて戦っている感はあるものの、
主人公たちが学生ということもあって緊迫感は少なめ。
異能にしても主人公の物以外は無難な設定ですね。
ここら辺は直前にプレイしたシルヴァリオが
なかなか容赦のないトンデモバトル物だったせいで
物足りなさを感じているというせいでもあるかも?
あくまで萌えゲーよりのバトル物という感じで
燃えゲーとして期待するにはパワー不足な印象でした。

公式を見た感じだと主人公は自分の目的のために
仲間を騙しているというダークヒーロータイプなのですが、
体験版ではそういう要素はちょろっと出るだけで、
普通にいい奴な描写が多かったですね。
二つに一つを選ぶ話とかでこれからの展開を
そこはかとなく匂わせてはいるのですが、
もう少し積極的に黒さを見せても良かったような?
体験版ラストでのインパクトを狙ったのかもしれませんが、
正直、それほど衝撃的な展開でもなかったですし、
これなら最初から主人公の黒い面を推して行った方が
作品としての個性をアピールできたような気がします。

体験版の大半を占める学生生活も長過ぎでした。
仲間との絆を描きたかったのかもしれませんが、
それでも学生生活の長さは半分でよかった気がします。
ヒロイン配置に関しては後輩、悪友、無口、先輩と
バランスはいいものの、飛び抜けた個性は少ないですね。
設定の割には凄く普通の学園物っぽいキャラ付けでした。


まとめ。
なかなか手堅く纏まっている作品だとは思うのですが、
直前にシルヴァリオをプレイしたのが良くなかった。
主人公にしろ戦闘にしろあちらが自分好みだっただけに
こちらのほんわかした雰囲気に対応し切れませんでした。
これは自分の頭の切り替えが出来ていなかっただけで、
もう少し間をおいてプレイするとまた違う評価になるかも。

でもやっぱり最大の売りであるはずの仲間との対決を
体験版で見ることが出来なかったのは残念です。
ここら辺はネタを出し惜しみしてスタートに失敗する
ジャンプ漫画に似たような構成に感じられました。
もちろん、体験版以降は主人公が本気を出しそうですし
そこから化ける可能性もあるんですけどね。