2014/12/30

『ユニオリズム・カルテット』 感想

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CLIP☆CRAFTの2作目のゲームになる
『ユニオリズム・カルテット』の感想です。

今年最後の新作として博打のつもりで買ったのですが、
結果としては期待半分の期待の方が当たった作品でした。
これで気持ちよく新年を迎えることが出来そうです。

設定的には騎士物なんですが、話としては王道スポ根物。
話の流れは強敵出現→修行→倒すの展開の繰り返しですが、
敵の性格や修行のパターンを上手く変えることによって
最後まで退屈させない構成になっていたと思います。
ガチバトルというよりは燃える試合という感じですね。

その一方、ルート分岐の構造には癖があり、
明確な個別ルートはなく基本的な話の大筋は一本道。
エロゲでたまにある個別ルート分散型と言いましょうか、
戦闘(共通)→日常(個別)→戦闘(共通)の繰り返しで、
話の根幹である騎士バトルの間に選択したヒロインとの
イチャラブが入るという少し変則的な作りとなっています。
そして最後に個別エンドがくっついてくる、と。

シナリオ的に見れば本筋である騎士バトルと比べると
個別はオマケみたいな構造になっていますし、
実際にヒロインの抱える問題にしてもあっさり解決して
それよりも騎士として修行している時間が長いぐらいです。
共通部分が長いので必然的に周回プレイ時の
スキップ待ち時間が長くなっているのは弱点ですね。

ただ、この構造もデメリットばかりでもないわけで、
主なシリアス分を騎士バトルに丸投げしているおかげで、
日常パートではイチャラブに専念できたのもまた確か。
サブヒロインルートやエロ回数も充実していますし、
共通シリアス個別イチャラブという明確な住み分けは、
この作品に関していうなら成功していたと思います。

キャラについては主人公の優等生っぷりが光りますね。
基本的前向きで凹まず、皆を引っ張っていくタイプ。
それなりに鈍感ではあるものの、鈍感さで話を引っ張らず、
恋人になるときはあっさりくっつくのも良かったです。
何気に戦闘力の成長スピードがとんでもなかったですけど、
こやつがちゃんと成長していってくれたおかげで
話も綺麗に纏まりましたし結果よければ全て良しでしょう。

ヒロインはユリナ、レミリア、天音、ミリィかと思いきや、
箱の裏を見るとシルヴェリアもヒロイン扱いですし、
マリエル、十兵衛、ユノにもサブルートが用意されてたりと
予想を超える大盤振る舞いっぷりには驚きました。
他の女性キャラにもエロシーンはありますし、
エロゲとしては完璧といっていいレベルではないかと。
基本的にどのヒロインも主人公に懐いてて可愛いですし、
レミリア、シルヴェリアは完全に体験版から化けましたね。
エロも多めですしパッチによってハーレムも追加という
エロゲとしては至れり尽くせりな作品でした。
シーン数が40(ハーレム合わせると44)もあって
どのシーンも結構ガッツリやってるというのは立派かと。


まとめ。
突き抜けた部分こそないものの、
話の面白さ、ヒロインの可愛さ、そしてエロさと、
エロゲーに必要なものをバランスよく盛り込んだ良作。
ヒロイン個別ルートの盛り上がりこそ少なかったものの
騎士バトルの面白さはそれを補って余りありましたし、
ヒロインたちにしても可愛さの掘り下げは十分でした。
凝ったシナリオを期待すると拍子抜けするでしょうけど、
公式を見て体験版をプレイして相性が良かった人なら
安心して買える良い作品だと思います。

となると唯一残念なのはパッチ配布方法になるわけで、
回数制限なのに回線が切断されて回数が減るというのは
やっぱりメーカーの考えが足りなかったのではないかと。
幸い、メーカーの対応が早くて回数無制限になりましたけど、
それでもやっちまった感は完全には拭えないです。
作品が良かっただけにこんなところで…という思いもある。
次回作ではしっかりしていただきたいですね。

以下、ネタバレで少しだけ。

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