2014/11/05

『箱庭ロジック』 感想

公式はこちら。
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Cabbitの新作である『箱庭ロジック』の感想です。

女学生連続失踪事件の謎を追え!
という導入部からミステリーな印象を受けたんですけど、
終わってみると意外と小さく纏まった作品でした。
日常パートはコメディ要素が強く、キャラの可愛さもあって
なかなか楽しいんですけど、それ故に緊迫感は少なめです。
調査パートにしてもあくまで学生が出来るレベルの
調査でしかないですし、学校で聞き込みしたり、
街中をブラブラするというのがメインになっています。
事件のオチにしても思っていたより地味ですし、
スカッとする結末を期待していると拍子抜けするかも?

とまあ、いきなりキツめの感想を書いていますが、
萌えゲーとして見た場合は予想外に楽しめる作品でした。
ヒロインたちのキャラはどいつもこいつも可愛いですし、
主人公もリアクションがいちいち派手で面白かったです。
付き合ってからのイチャイチャもなかなかの甘さ。

ただ、そうなってくると今度は萌えゲーとしての
欠点も見えてくるわけで、それは何かと言われると
ルート分岐の唐突さやシナリオの短さになってきます。
メインである霧架とココのルートは長さは十分とはいえ
イチャラブは少なめですし、他のヒロインは更に駆け足です。
ヒロインたちの萌えスペックは高かっただけに、
もっとじっくりイチャラブさせてあげて欲しかったです。

その一方で面白いと思ったのがシナリオ構成。
メインヒロインのルート一本から他のヒロインのルートが
枝分かれするという構成の作品は結構多いですけど、
この作品ではこのメインルートが2本になっていて、
霧架とココの話を交互に進めつつ途中の分岐も
攻略していくというちょっと複雑な構成になっています。
この構成、話の全体像を把握しやすいという点では
なかなか便利だったんですけど、エロゲ的に見ると
霧架とある程度仲良くしたら次はココと仲良くして…
というようにヒロイン一人に集中できないは欠点ですね。
とはいえ、面白い構成だったとは思いますし、
次回作では更に改良した形で見せて欲しいですね。


まとめ。
終わってみると、ミステリー要素と萌えゲー要素が
お互いの足を引っ張ってしまったような気がします。
ヒロインのの性格や行動の可愛さはこれまでの作品と比べて
格段に上手くなっていると思うんですけど、
それ故にミステリー要素との相性が悪くなっていますし、
ミステリーとして大きな本筋があるだけに
個別ルートで突き抜けられないという縛りもあります。
今後、この二つの要素を如何にして両立させていくかが
このメーカーの大きな課題になっていきそうですね。

以下、ネタバレ有りでざっくりキャラ感想。

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