2014/10/26

『キルマ1945』丈武琉 感想

キルマ1945 (角川書店単行本)キルマ1945 (角川書店単行本)
(2014/08/28)
丈 武琉

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ジャンルは多分SF…かな?

自分の場合本を借りる際には最初の数ページを読んで、
借りるかどうかを判断するんですよね。
でもこの本の場合はそのせいで騙されました。
だってどう見ても普通のミリタリー小説なんですもん。

それだけにいきなり自衛隊員がワープして来るシーンには
度肝を抜かれ、更に時間旅行まで始め出したときには
変な笑いが出つつもこの作品にズッポリ引き込まれました。

基本的な話の流れは、自衛隊員が過去へと飛んで
辺境の島を米軍から守るために戦うというもの。
各隊員は一方通行の時間旅行に賭けるしかないほどに
追い詰められた落伍者だけあって一癖も二癖もあります。
そもそもこの時間旅行の目的自体も非常に胡散臭く、
大方の読者の予想通りドンデン返しが起きるわけですが…
と、これ以上の内容についてはひとまずお預け。

とにかく、作中でのドンデン返しが多い上に
その大半がとんでもない方向へぶっ飛んでいくので
唖然としつつも最後の最後まで目が離せない小説でした。
戸梶圭太作品の下品さを取っ払ったような感じかな。
普通の発想で出来る作品じゃないと思いますし、
この作家さんの今後の活躍に期待したいところです。