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『なないろリンカネーション』 感想
公式はこちら。
なないろリンカネーション
シルキーズプラスさんのデビュー作である
『なないろリンカネーション』の感想となります。

…うーむ、ザックリとした感想を言わせてもらうと、
決して面白くないわけじゃないけど物足りないという感じ。
その大きな要因はシナリオ構造にありました。

体験版をやった時点ではこれから様々な霊的事件を
解決していくのかと思って期待していたのですが、
実際の製品版では大きな事件を一つ解決して終わりです。
この事件自体は話の出来も良くて楽しめたんですけど、
ラストエピソードとしてはちょっと物足りなかったですね。
もう少し色々あって最後にドーンと大きな事件が起こって
ビシッと解決してくれるのを期待していたんですけど。

とはいえ、これぐらいなら大したことはなかったのですが、
更に痛かったのはルートごとの展開の差が少なかったこと。
どのルートでも同じ事件を扱っていることもあって
1ルートが終わるとネタ晴らしが終わっちゃうんですよね。
もちろん選んだヒロインによって結末は違いますけど、
それにしても共通部分がかなり多かったのは痛い。
もう少し劇的に展開が変われば良かったんですけど…。

とまあボリュームやシナリオ構成での不満はあるものの、
場面単位となるとシリアスとコメディのバランスが良く、
個性的な鬼やヒロインとの会話が心地よかったです。
出番的にはヒロインよりも鬼が多めかなー。
鬼たちは日常のにぎやかし担当、ヒロインたちは
物語のオチをつける担当としてきっちり別れています。
プレイ前は鬼ルートにも期待していましたけど、
プレイ後は個別ルートが欲しいという気持ちは薄れましたね。
鬼娘3人ルートならありだと思いますけど。
でも伊予がオマケ扱いだったのは心底残念。
色々掘り下げられそうなキャラだったんだけどなぁ…。


まとめ。
プレイしている間は楽しめていたんですけど、
終わってみると色々と物足りなさの残る作品でしたね。
個別ルートで劇的に展開が変わる作品が好きなので
このシナリオ構成はやっぱり物足りないです。
とはいえ、琴莉ルートラストはかなりグッと来ましたし、
クリア後に読み返すと細かい部分で納得できるなど、
シナリオのクオリティ自体には問題なかったんですよね。

大きな問題はシナリオの一本道っぷりのみですし、
次回作は全ルートで楽しめる構成であることを願います。

以下ネタバレで少し。
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テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム