2013/02/26

スズキ・スペーシア発売

スズキの新型軽自動車、スペーシアが発売されました。
発売されたのですが。

うーむ、これはどうなんだろう。

ハイトワゴン系で29.0km/Lという低燃費は確かに凄い。
ガソリン車トップを独走し続けるアルトエコといい、
最近のスズキの低燃費技術が凄いのは確かでしょう。

それにもかかわらず何故アルトエコが売れないのか。
何故発売したばかりのワゴンRが失速しているのか。
そこら辺が分かってないんじゃなかろうか。

例えばホンダの軽自動車。
NBOXもNONEも技術だけ見れば大したことはありません。
カタログ燃費は良くないし価格だって安くない。
それでも何故売れるのかというと、やはり見た目の
インパクトの大きさが理由ではないかと思うのです。
正直、NBOXのデザインは好きじゃないのですが、
軽自動車の中では一番派手なのは確かだと思います。
他社のカスタム系よりも貫禄があるぐらい。
例え下品と言われようとここまでやったのは正解です。
NONEも一発で覚えられるデザインですしね。

本音を言えば横滑り防止装置を標準装備したおかげで
売れたと言いたいところですが、それはないかなぁ。
日本じゃ存在すらほとんど知られていないでしょうし。
それでもCMでアピールしてるのは偉いですけどね。

しかし売り上げへの貢献は少ないとはいえ、
後発のスペーシアがこれを装備していないのは痛い。
この一点だけであちこちで突っ込まれまくるでしょう。
これだけ口コミが発達している世の中だというのに
明らかなマイナス要素を残したのは戦略ミスでは?

デザインにしても、最近の流行は厳つい感じなのに
スペーシアはというと現行タントに近い緩い顔。
この顔じゃNBOXに迫力負けしちゃいますし、
客へのインパクトも少ないんじゃないですかね。
屋根のツートンカラーも似合ってないですし。

一方でダイハツはというと最近あったムーヴの
大型マイナーチェンジでは一気に顔を厳つくして、
軽で初の衝突防止装置も設定するという大盤振る舞い。
この売り方の上手さは流石の一言です。
正直、フルモデルチェンジしたワゴンRよりも
見た目のインパクトは大きいぐらいです。
多分次期タントも厳つい顔で出すんじゃないかな。
もちろん衝突防止装置も設定するでしょう。

そうなるとスズキはいくら低燃費で買ったとしても
見た目や安全装備で劣っていたら勝ち目はなし。
ホンダやダイハツは間違いなくそこ付いて
売ってくるでしょうし、事実だから反論もできない。
消費者の要求が低燃費からデザインや装備へと
向かっているというのに時代に逆流していますよ。

こうなってくるとスイフトのマイチェンも不安。
スイフトが燃費や広さで劣っていても売れるのは
走りの質感のおかげなのに、そこをスポイルされると
もうホント、見る場所がなくなっちゃいますよ。
ソリオもポルテに食われて完全に失速していますし、
スイフトだけが頼みの綱だというのに…。

とまあここまでダラダラ書いてきたものの、
私の場合、NBOXも売れないと思っていましたし
スペーシアが馬鹿売れする可能性も普通にあります。
新型ワゴンRは微妙、ムーヴは売れるという予想は
当たりましたけど、さて、今度はどうなるか。