2013/02/12

『B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない』 感想

B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない (ファミ通文庫)B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない (ファミ通文庫)
(2012/01/30)
綾里 けいし

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B.A.D7巻目の感想です。
今回は平和かと思ってたんだけどやっぱりダメだったよ。

1話は髑髏と蝶のお話。
蝶といえばこれまた伝奇系のお話では定番の昆虫ですね。
群がっているだけで絵になりますし、気味が悪い。
謎の少女・ヒルガオと雄介の出会いはここだけ見ると
ハートフルストーリーの始まりにも見えるのですが…
嫌な予感しかしない自分は大分この世界に慣れてきたなぁ。
ヒルガオちゃんが可愛いのがこれまた辛いです。

2話から登場した唐繰舞姫。
こいつがまたこの作品らしく非常に性質が悪いですね…。
何があっても自分を貫くと言えば聞こえはいいですが、
どう考えても屍山血河の未来しか見えないのが嫌。
殺しておくべき人間がポンポン登場するのがB.A.D.です。
ただ、久々津にとってはいい主なのも確かでしょうね。
壊れた人間をじっとり観察する繭さんに対して、
積極的に使うのが舞姫って感じなんですかねぇ。

3話目は完全にコメディ。
神を恐れる繭さんとあさと可愛いな。
神ネタはここまで引っ張るってことは最後の最後で
意外な大活躍をしてくれるような気がしてきましたよ。
白雪さんは短いけどしっかり出番確保。
正妻としてしっかりアピールしとかないとね。

例によって酷かった4話目。
人形の話のオチは例によって綺麗なミステリーでしたね。
展開は読めてるんですけど、読めてるからこそ
ゾクゾクしながら読み進めることが出来るというか。
自分を評して悪霊か…うん、美しいな。
しかしその美しさもその後の展開でぶっ飛びました。
…………雄介ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
あかん……これはあかんて……。
この壁ドンしたくなるようなやるせなさ。
これ目当てで読んでいるとはいえホント悔しいです。

今回から雄介編ということで次回へ続きましたけど、
この引きの強さは卑怯ですね……ぐふっ……。