2013/02/04

『B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る』 感想

B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る (ファミ通文庫)B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る (ファミ通文庫)
(2011/07/30)
綾里 けいし

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B.A.D.6巻目の感想です。
うん、今回は平和だった(注:比較的
こう感じるのも狐との関係性が薄いからですかね。
短編集っぽい作りですけどこれはこれで面白い。

最初の目潰し魔のお話。
これはだいたいオチが読めていたんですけど、
私好みな雰囲気のお話なので最後まで楽しめました。
犯人がいい感じのダメ人間なのが実によろしい。
そんな彼をの真意あっさり看破する繭さんも流石。
普通なら自分の内面を暴かれるのは不快ですけど、
相手が繭さんならむしろ気持ち良さそうに思えます。
てゆーか私も言葉責めされたいです。

お次は蜘蛛に関するお話。
蜘蛛といえばこういう雰囲気の作品には付き物な
存在だけに、ようやく使われたかという感じですね。
小田桐君の幻覚のせいで面白いことになってますけど。
しかし容赦なく腹をぶっ刺してくる繭さんぱねぇ。
そしていつの間にか刺された程度で驚かなくなってる
自分が感覚も相当調教されてるなと。

3話目はほのぼの。
七海ちゃんは意外といい娘なのか?
今までの行動を見てるとヤンデレぽかったんですけど
意外とまともな説教もできるようで読めません。
綾は人外なのにこの作品では一番普通に可愛い気が。

そして白雪さんが本気過ぎる4話目。
あかん、白雪さん、完全に嫁に来る気満々や。
でも小田桐君はなんだかなんだで繭さん一筋だからな。
まあ繭さんはご主人様で白雪さんが嫁でもいいですが。
この話の構成は完全にミステリー小説ですね。
一つ目のどんでん返しは読めていたんですけど、
そこで思考停止していたのでオチにはやられました。
うーん、綺麗なシナリオだ。

寝巻き姿の繭さんは天使。
言ってることは酷いですけど無様な人間が好きという
腐った思考には共感できる部分もあったりします。